北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長(中央フォト)
北朝鮮は金日成(キム・イルソン)誕生日(4月15日)や金正日(キム・ジョンイル)誕生日(2月16日)を民族最大の祝日とし、公休日にしている。当日または前日に幹部が集まって中央報告大会などをしながら忠誠を誓う行事を開いたり、官営メディアは最高指導者の業績を称賛したりした。しかも昨年5月の第7回党大会を通じて自分の権力構図を完成し、北朝鮮住民にも金正恩誕生日が知られているため、このような見方が多かった。
しかしこの日午後6時現在、北朝鮮は金正恩誕生日に関連して特別な行事を開かないことが把握された。官営メディアもこの時間まで平常時の休日と変わらなかった。韓国政府当局者は「平壌(ピョンヤン)住民は毎月第2日曜日に実施する体育の行事をし、静かな休日を過ごしたと把握している」と述べた。続いて「金正日総書記の死去で突然権力の座に就いた若い年齢(政府当局は1984年生まれと推定)で最高指導者になっただけに、謙虚な姿を通じて住民に近づこうという意図とみられる」とし「韓国と米国の大統領交代で情勢が不確かなうえ核問題で国際社会の制裁が強まっている状況であり、自分の誕生日を強調すれば住民の反発が起きることを考慮したのかもしれない」と分析した。
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