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【噴水台】我々の「ベル・エポック」はこのように終わるのか=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「2020年の韓国の1人あたりの国内総生産(GDP)は4万5000ドル、世界で10番目に豊かな国に浮上」。(2006年1月、韓国産業研究院)

「2050年には統一韓国の1人あたりのGDP8万1000ドルとなり、ドイツなどを抜いて米国に次ぐ2位の富国に」(2007年1月、ゴールドマンサックス)

「2030年の韓国の1人あたりのGDPは5万6000ドル(購買力指数を考慮した数値)で、5万3000ドルの日本を上回る」(2011年10月、アジア開発銀行)


我々をときめかせた、今では口にするのも気が引けるバラ色の展望だ。半信半疑の人たちもかなりいたが、多くの人はできないことではないと感じた。年齢がある人たちは長生きして目にすることだと述べ、あまりにも早く生まれたと考えた。

このようなニュースが続いた時期、韓国の携帯電話・家電製品が世界市場でシェアを高め、自動車と船舶が世界の陸路・水路へと力強く伸びていった。2007年、李明博(イ・ミョンバク)候補は年平均7%台の成長、国民所得4万ドル、世界7位の富国達成(747プロジェクト)を公約にした。必ずしもそうならないとしても、それに近いものを期待する国民が多かった。当時、我々は日本の「失われた10年」を気の毒な目で他人事のように眺めた。

GDP規模が世界14位と5年間変わらず、「暮らしやすい国」評価25位と2011年より一つ下落、実質所得の減少、大企業賃金据え置き宣言…。最近、我々が見ているニュースのタイトルだ。その間、未来に対する楽観があふれた1990年代を追憶する『応答せよ1994』のようなドラマや、当時のヒット曲を集めた復古風歌謡ショーがヒットした。

フランスでは第3共和国当時の19世紀末から第1次世界大戦が始まった1914年までの約30年間を「ベル・エポック」、華やかな時代と呼ぶ。エッフェル塔が建設され、万国博覧会が開かれ、ルノアール、モネ、ロダン、モーパッサン、エミール・ゾラが活躍した時代だ。

振り返ってみると、80年代後半から少なくとも昨年序盤まで韓国は希望の国だった。通貨危機で数年間は揺れたが、産業と文化の飛躍的な進展があった。ワールドカップ4強神話も生まれた。

もしかすると、後代の歴史家は87年の6・29宣言から2014年のセウォル号惨事までの27年間を韓国の「ベル・エポック」と記録するかもしれない。まだ開花もしていないつぼみのようであるにもかかわらずだ。悲しいことだ。子・孫の世代に本当に申し訳ない。

イ・サンオン社会部門次長



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