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韓国、「世界初の産業用クローン犬を生産…仏英からも技術研修に来る」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

「573番目のクローン犬が生まれました」。スアム生命工学研究院の黄禹錫博士が573番目のクローン犬を手に取り見せている。

記者が今月7日に訪れたスアム生命工学研究院(以下スアム研究院)はソウル九老区梧柳洞(クログ・オリュドン)、木が生い茂る急斜面に広がっていた。2012年京畿道龍仁(キョンギド・ヨンイン)からこちらに移ってきた。周囲は人気もなく閑静だった。外観だけ見ると、地上5階建ての建物の内部で何が起きているのか想像がつかなかった。

◆動物クローンの商業化に成功

玄関のドアを開けた後、エレベーターに乗って5階に上がるとそこには「犬の世界」が広がっていた。スアム研究院で対外業務を担当しているキム・フン部長は、「この実験犬はアルツハイマーや糖尿病のような疾患遺伝子が挿入された動物で、難病研究に活用されている」とし「この研究所以上の動物クローン研究を日常的に行っている場所は世界でもあまりない」と話した。キム部長は「異種臓器移植、犬と牛・豚だけでなくコヨーテやマンモスなどのクローン実験も行っている」と説明した。スアム研究院ではゴールデンリトリバー(2007年3月)、ビーグル(2007年7月)、中国獅子犬のチベタン・マスティフ(2008年4月)、米国9・11テロ当時の人命救助犬「トレック」(2009年6月)、コヨーテ(2011年10月)等のクローン研究が行われた。


スアム研究院にはパートナー犬のクローンを商用化するための施設もある。黄禹錫(ファン・ウソク)博士は「2006年にソウル大を出た後、後援者の援助で研究院を作ったが運営する予算が不足していた」とし「胚芽幹細胞研究を止めて人間の病気の治療モデルになるような動物クローン研究をしようとした。しかし、資金がなくて商業的に犬のクローンを行うことになった」と説明した。黄博士は「昨年は20匹程度の依頼が入ってきたが、今年は200~250匹になるのではと予想している」として「パートナー犬だけでなく警察庁や地方官公庁で探知犬などをクローニングしてほしいという依頼も増えている」と話した。

防塵服を着て後についていった16平方メートル(約5坪)余りの実験室で研究員は生きている犬の卵子を直接採取する過程を見せてくれた。卵子から核と極体を除去した後、クローン対象の体細胞を入れた。黄博士は「抽出した卵子の遺伝子情報を複製する遺伝子情報に変える技術」としながら「一見簡単そうに見えてこの技術は世界で1、2カ所しかなく、現在商用化できる所はスアム研究院のみ」と強調した。



韓国、「世界初の産業用クローン犬を生産…仏英からも技術研修に来る」(2)

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