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【取材日記】韓国はアフリカの良き友になれる

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ルワンダの首都キガリで会った26才の女性エルレナは、10人きょうだいの長女。通訳の仕事をする彼女の希望は、韓国研修に来ることだ。韓国国際協力団(KOICA)がアフリカ大陸から招へいする学位・技術研修生は年1500人余り。昨年までの累積で1万2692人に達する。エルレナは「韓国研修を通じてたくさんのことを学び、9人の弟や妹たちを大学で勉強させるのが夢」と語った。

エルレナはアフリカの“チーター世代”に該当する若者だ。“チーター世代”とは、携帯電話など情報通信(IT)機器の使用になじみ、より良き人生を模索するアフリカの若い層を称する言葉だ。“カバ世代”と呼ばれる父母の世代とは違い、彼らはアフリカの貧困・未開発をより良い未来の可能性として受け入れている。

実際にここ数年間のアフリカの成長は驚くべき勢いだ。豊富な天然資源と若い人口構造が動力になっている。ヨーロッパの前庭という地政学的な重要性まであるために、米国と中国が先を争ってラブコールを送り牽制し合っている。アフリカも両手にモチを握っているようなこの状況を楽しんでいる。エチオピアにあるアフリカ安保問題研究所(ISS)のトゥベイ・テデセ首席研究員は「私たちには2つとも(米国・中国)必要だ。それでこそ、競争を通じてより良いものを得ることができる」と話した。


韓国ではアフリカのイメージは概して「助けなければならない、かわいそうな大陸」だ。それでも、たくさん助けることはできない。今年の公的開発援助(ODA)予算額計2兆411億ウォンのうちアフリカ援助額は1589億ウォン(11.1%、約135億円)だ。中国が昨年アフリカに投資したお金は22兆ウォン(約1兆8700億円)。規模ではとてもゲームにならない。米国のように軍事支援をすることもできない役割だ。

“支援外交”としながら、アフリカの天然資源と潜在市場に先に目をつけるというのも合わない。このごろは貧困国が援助供与国のポートフォリオを比較しながら「どこの国が私たちを実際に助けるだろうか」と問い詰めている。 援助もビジネスのようにすき間の強みを生かさなければならない。私たちには類例のない圧縮成長の経験がある。教育と産業を歯車のようにかみ合わせながら発展させたノウハウもある。援助を受けた国から与える国になったという“スペック”は、私たち唯一のものだ。

アフリカは今まさに滑走路を走り始めた飛行機と同じだ。飛び立つ直前の“黒い大陸”に今、世界が集まりつつある。帝国主義の侵奪の苦痛を味わったアフリカは、新植民主義に対する警戒がある。韓国はその点でもアフリカと友人になることができる。 開発経験を共有して10億の人口と相互信頼を積まなければならない。より多くのエルレナを韓国の友人にしよう。そこに私たちの未来もある。



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