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【コラム】金正恩の”隠したい”出生の秘密(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
もちろん北朝鮮は、金正恩が平壌江東郡(カンドングン)で生まれたと住民に宣伝している。 ここに生家を建てて偶像化作業に対応しているという伝言もある。 ソ連の兵営で生まれた金正日を“白頭山将軍”にしようと生地を操作した北朝鮮が、近い将来もう一つの出生神話を持ち出すものと予想される。 高英姫を「国母」として崇めるよう感動ストーリーも付け加えるだろう。 最高権力者の隠された同居女として生涯を終えなければならなかった生母に対する思いと幼い頃の思い出のためか。 金正恩が最近、元山に格別な配慮をしている。 先月11日に労働党政治局会議を招集した金正恩は10項の決定書を採択した。 元山を世界的な休養地にするために「建設戦闘を推進しろ」という指示が目を引く。 長距離ロケット開発指示より優先順位が一つ先だったため、党幹部は緊張したはずだ。

今週に入って元山に北朝鮮陸海空軍の主力部隊と軍事装備が続々と集結していると、韓国軍当局は説明している。 1日に始まった韓米合同軍事演習に対応した大規模な武力デモが行われるという観測だ。 核・ミサイル挑発に続き、韓半島危機指数をピークに高めようという気勢を見せている。

「世界的休養地」建設候補地に決めたところで、大規模な軍事訓練を行うというのは矛盾しているようだ。 核爆弾でワシントンを吹っ飛ばすと威嚇しながら、西側観光客を呼び込むというのも食い違っている。 自分が司令官を務める最高司令部を前面に出しながら「ソウル核火の海」を云々しておいて、「私たち民族同士で」を口にするのもそうだ。 海外留学組29歳の青年指導者の兵隊ごっこはもうこれくらいで十分だ。


李永鐘(イ・ヨンジョン)政治部門次長



【コラム】金正恩の”隠したい”出生の秘密(1)

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