海外旅行に行く韓国国民の推移(資料=仁川空港出入国管理事務所)。
冬に入り海外旅行客が急増しながら仁川空港はとても混雑している。法務部が6日に明らかにしたところによると、先月仁川空港を通じて出国した韓国人は107万9911人となった。月間出国客数では過去最多記録だ。これまで最多だった2007年7月の103万人より4万人余り、前年同月の92万人より15万人余り多い。毎年冬休みになると出国客が増えるが、7~8月旅行シーズンの時を上回るのは異例だ。
出入国管理事務所のアン・ジェグム審査支援課長は、「ウォンが上昇していることに加え、類例のない寒波で暖かい東南アジアなどに向かう旅行客が増えたため」と話した。対ドルウォン相場は昨年11月に1ドル=1100ウォンを割り込んで以来12月に1076ウォン、先月には1065ウォンを記録した。
旅行客の増加傾向は今月に入ってからも続いている。仁川国際空港公社はこの日、「旧正月連休期間の8~12日に26万人余りが出国するものとみられる。連休が長かった昨年の旧正月より1日平均空港利用客は増えるものとみられる」と明らかにした。
旅行客が集まり空港では以前にはなかった“駐車戦争”が起きている。仁川空港の旅客駐車場は1万台余りを同時に受け入れられる。しかし、先月の週末などピークタイムには駐車場利用率が120%に達した。1万台を止められる所に1万2000台が入っており、2000台は正式な駐車スペースではないところに駐車したという話だ。
公社は駐車難を解消するため第3滑走路南端に1000台規模の臨時駐車場を開設し、バレーパーキング(駐車代行)車両が利用できるようにしている。夏のシーズンなどに一時的に運用した所だ。
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