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「独島広報館」を自費でオープンしたキル・ジョンソンさん

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

キル・ジョンソン独島愛会会長が、フランス地理学者ダンヴィルが1732年に制作した古地図「中国全土」を見せている。

「独島(ドクト、日本名・竹島)を正しく知り、国民全員が団結してこそ、日本の絶えない独島侵奪野心を粉砕できる」。

自費1億ウォン(約750万円)を投じて民間独島広報館を6日にオープンする独島サラン(愛)会のキル・ジョンソン会長(50)。キル会長は京畿道高陽市一山(キョンギド・コヤンシ・イルサン)に215平方キロメートル規模の独島広報館を設立し、きょうオープンする。

キル会長は「独島は韓国の領土」を歌った歌手チョン・グァンテさん(56)と一緒に02年に独島サラン会をつくった。その後、独島国土巡礼および縦断水泳大会、フランス・スイスに韓国領土「独島」知らせる海外広報団の派遣など、さまざまな行事を開いてきた。また独島古地図展示会、愛国・独島愛全国小中高校論述大会など独島守護活動を繰り広げている。


広報館にはキル会長が過去9年間に収集した国内外の古地図30余点が展示される。中でも1732年にフランスの地理学者ダンヴィル(D’Anville)が制作した「中国全図」が代表的な地図だ。ここには独島が当時の于山国(独島の昔の地名)の中国式発音(Tchian-chan-tao)で、鬱陵島(ウルルンド、fan-ling-tao)と一緒に表示されている。

また1894年にフランス日刊紙「Le Petit Journal」に掲載された韓半島地図や関連記事など貴重な資料もある。独島の四季と動植物の写真・資料80余点も紹介される。独島を650分の1の大きさに縮小した石膏模型も展示されている。さらに16平方メートル規模のセミナー室も設置し、学生に独島歴史教育を実施する。

キル会長は「独島が大韓民国の領土である明確な歴史的根拠を学生や国民に伝えるために広報館をオープンする」と説明した。今後は独島に本籍を移す運動も本格的に行う計画だ。キル会長は昨年、慶尚北道慶州(キョンサンブクド・キョンジュ)だった本籍を鬱陵邑独島里30番地に移している。



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