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<サッカー>安英学「金正日委員長から手紙が届いた」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版



「私たちは空の星をつかんだ」。44年ぶりとなるワールドカップ(W杯)本大会進出を決めた北朝鮮サッカー代表の安英学(アン・ヨンハク、31、水原)が所感を語った。

安英学は23日、水原(スウォン)W杯競技場で行われた記者会見で、「W杯本大会進出は空の星をつかむように不可能なことだと考える選手もいた。しかし私たちはそれを成し遂げた」と語った。


以下は一問一答。

--W杯本大会進出の所感は。

「子どもの頃からの夢だったW杯進出を成し遂げることができてうれしい。北と南が一緒に行くという歴史的な出来事であり、もっとうれしく思う。本大会でも朝鮮が良い姿を見せられるよう最善を尽くしたい」

--韓国-イラン戦が1-1で終わった後、サウジと対戦した。当時の雰囲気は。

「韓国-イラン戦が行われる間、私たちは昼寝の時間だった。私は韓国-イラン戦の結果が気になり、ホテルで中継を見ていた。(韓国が)先に失点したのでハラハラしながら見ていた。韓国のゴールを祈っていたが、朴智星(パク・チソン)が決めてくれて本当にうれしかった」

--金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の反応は。

「サウジ遠征に行く前、金正日委員長の手紙が代表チームに届いた。本大会進出を頼むという手紙だった。手紙を受けて、選手たちもよりいっそう頑張ってプレーすることになった」

--いつから本大会進出を現実的に考え始めたのか。

「最終予選の第7戦でイランと引き分けた時だ。最後のサウジ戦はもしかすればという思いで試合に臨んだ」

--北朝鮮でも褒賞があるのか。

「平壌(ピョンヤン)に行ってみなければ分からない。普通オリンピック(五輪)など国際大会で好成績を収めた選手たちにはアパートや車、英雄称号などが与えられる。報奨金を受けたりもする」

--代表チーム内の先輩・後輩関係は。

「難しくない。年齢の差があっても兄弟のように過ごすようだ。英学先輩と呼んだ後はため口だ」(笑)

--北朝鮮にも坡州(パジュ)国家代表トレーニングセンター(NFC)のようなところがあるのか。

「平壌市内の代表チームの練習場がある。大同江(テドンガン)の近くだ。4面の芝球の練習場がある。男子代表チームの宿舎、女子代表チームの宿舎が向かい合っていて、ユース代表チームの宿舎も作っている。坡州NFCほどの水準ではないが、練習するのには十分だ」

--W杯で同じ組になりたいチームは。

「できればスペイン・ブラジル・アルゼンチンなど強いチームと対戦してみたい。苦労して本大会出場が決まっただけに必ず勝ちたい。もう少し欲を出せばゴールも決めたい。後に自分が年寄りになったときW杯でゴールを決めたという話ができればいいと思う」



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