８日（現地時間）の米サンディエゴ戦闘機墜落事故で死亡した韓国人家族の告別式が１３日、現地で行われた。 サンディエゴ近郊の公園墓地で午後１時から行われた告別式には、妻と２人の娘、義母を一度に失ったユン・ドンユンさん（３７）ら遺族のほか、ユンさんの家族が通っていたサンディエゴ韓国人連合教会の関係者、地域住民など約４００人が参列した。

米軍側からは米西部地域の海兵基地を総括するマイケル・レナート所長、事故戦闘機が所属するミラマ海兵基地の司令官クリストファー・オコナー大佐の姿があった。


この日の告別式は、韓国人連合教会のシン・ヨンガク牧師の司式で葬儀礼拝、埋葬が行われた。 ユンさんの２人の娘は母と同じ棺に納められた。 これに先立ちユンさんは事故翌日の９日、現場へ行った後、記者らに対し「（事故を起こした）戦闘機の操縦士を恨んでいないし、操縦士を許したい」と語った。 ユンさんは「昨日はあまりにもショックで記者に会うことができなかった。私の家族のために祈ってくれた人たちに感謝したい」と話した。

ユンさんは途中、沈黙の時間を置きながら、悲しみをこらえて話を続けた。 ユンさんは「操縦士が苦しまないように祈ってほしい。彼は米国の宝物。 彼のせいにしたくないし、彼に対する怒りの感情もない。 彼は（事故を防ぐために）最善を尽くした人」と話した。

この日の会見にはＮＢＣ・ＣＮＮ・フォックスニュースなど米主要メディアの取材陣が多数集まった。 ユンさんが操縦士に対する感情を伝えると、涙を流す記者も多かった。 ‘偉大な容赦’を実践したユンさんの感動的な会見後、韓国人やアメリカ人から慰労と寄付が相次いだ。

シン牧師は「ニューハンプシャー・バージニア・メリーランド・フロリダなど各地から電話とメールで寄付・手紙・カード・慰問が殺到している」とし「ある大学病院の医師はカウンセリング治療を志願し、ある住民は何の言葉もなく商品券を置いていった。自分のコンドミニアムを使ってほしいという連絡もあった」と伝えた。