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日本が公開した接触音、韓国側の分析結果は「海軍レーダーではない」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
日本が21日に自国の哨戒機を韓国がレーダーで照準したという証拠として提示したレーダー接触音が駆逐艦「広開土大王」が保有するレーダーの特性と異なるという軍事専門家の分析が出た。議論になった駆逐艦の射撃統制レーダーSTIR 180の固有パターンが、日本が公開した接触音に現れていないということだ。

21世紀軍事研究所のリュ・ソンヨプ専門研究委員は22日、報告書「日本公開レーダー信号音分析結果」を通じて「該当の音響は韓国海軍の射撃統制レーダー稼働の根拠として提示するには不適切」とし「単に信号が持続的に繰り返されているという特性だけを示しているため」と主張した。リュ委員は日本防衛省が公開した長さ18.518秒の射撃統制レーダー信号音の波長を拡大して分析した。その結果、平均0.01秒(0.009~0.012秒範囲)間隔で類似のパターンのやや不規則な信号音が反復して聴取できた。

報告書はこのようなやり方で抽出されたパターンをSTIR 180の探知パターンと比較した。リュ委員は「STIR 180レーダーが特定のアンテナ(カセグレンタイプ)を使っている」とし「このアンテナを使用するレーダー特有の探知・追跡パターンを公開された信号音から捜し出そうとしたが確認が不可能だった」と説明した。繰り返される波形のパターンが不規則で識別可能な内容がなかったとのことだ。


報告書はまた、日本が昨年12月28日に公開した映像に対しても問題点を発見したと明らかにした。該当映像から日本が信号を収集したと主張する2区間の間の空白が2分35秒に達していて、これら区間が10秒と8秒に過ぎないという点が、むしろ照準ではないという韓国側主張を裏付けているということだ。リュ委員は「追跡および射撃という意図的行為であれば2分以上の空白はありえない」と話した。

続けて報告書は該当哨戒機のレーダー警報装置(RWR)が作動しなかった可能性も提起した。通常、射撃統制レーダーの照準を受けるとRWRが鳴って機長が一番最初に認知するが、日本が公開した動画を見ると、機長はクルーと推定される人物からレーダー信号が収集されているという情報の報告を受けている。リュ委員は「クルーが射撃統制レーダーだと判断した内容を機長が無批判的に受け入れて詳報報告をした可能性がある」と指摘した。

一方、日本は21日に公開した接触音2つのうち、捜索レーダーの音響は広開土大王のMW-08からのものではないと説明した。射撃統制レーダーとの比較のために、一般的な捜索レーダーの音響を掲載したということだ。射撃統制レーダー接触音の場合、当時収集された音響ではあるが、韓国以外にカナダや台湾などでも使われているとし、保全および修正措置をして掲載したというのが防衛省の説明だ。



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