第7艦隊所属のイージス艦が海上訓練で機動している。世界最強という名声を持つ第7艦隊も太平洋軍司令部配下部隊だ。(写真=米太平洋軍司令部)
ロイター通信によると、この日マティス米国防長官はハワイ本部で開かれた太平洋軍司令官交代式で名称変更を正式に宣言した。
彼は「太平洋とインド洋の同盟国の関係が地域の安定を維持するのに極めて重要だ。インド洋と太平洋間で大きくなる連結性を認識したことに伴い太平洋軍の名前をインド太平洋軍に変更する」と明らかにした。
米政府関係者も「米国防総省で大きくなっているインドの重要性を強調するために行われた象徴的な動き」と説明した。
太平洋軍はインド東側から米大陸沿岸を除いた太平洋まで最も広大な地域を担当する米国の海外駐屯軍だ。ロイター通信はインドを含めた太平洋軍に約37万5000人の兵力が配属されていると伝えた。
米政府が太平洋軍の名前に「インド」を付けたのは昨年10月に北東アジア、オーストラリア、インド地域を通称した「アジア・太平洋」という用語を「インド・太平洋」に代えたのと同じ脈絡だ。
米国と日本は昨年11月にトランプ大統領と安倍晋三首相の首脳会談で「インド・太平洋構想」を外交戦略として採択することもした。
特に名称決定には中国を牽制しようとする意図も込められている。2016年に米国がインドと軍需と海洋情報などを共有する国防協力強化に合意したのも対中牽制という共通の戦略的目標下にされたものだった。
一方、この日米太平洋軍司令官から退任したハリス次期駐韓米国大使も辞任あいさつで「米国と同盟国の集中的な介入と参加がなければ中国はアジアで覇権の夢を実現するだろう。われわれは協力すべき分野では中国と協力するが、対抗すべき部分では対抗する準備ができている」と話した。
彼はまた「北朝鮮は依然としてわれわれの最も当面の脅威。米国に到達できる核搭載ミサイルで武装した北朝鮮は容認できない」と明らかにした。
ハリス氏は18日に次期駐韓米国大使に正式指名された。
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