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サムスンのシステム半導体、アウディの新モデルに搭載

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
サムスン電子のシステム半導体がアウディの車に装備される。車両用半導体市場にサムスン電子が本格参入するシグナルとみられる。サムスン電子は18日「アウディの次世代インフォテインメントシステムに『エクシノスプロセッサ』を供給する」と明らかにした。

インフォテインメントは「インフォメーション」と「エンターテインメント」の合成語で、自動車では通常運転台右側にあるオーディオ、ビデオ、ナビゲーションが結合したディスプレーシステムを意味する。

エクシノスはスマートフォンのアプリケーションプロセッサ(AP)、コンピュータのCPU(中央演算装置)に当たり、データを読み取り演算処理したり音声命令を理解して実行する役割などを担う。サムスン電子は「エクシノスプロセッサは多重OS(基本ソフト)とディスプレーを支援する機能があり車内に設置されたディスプレーを最大4個まで同時に駆動できる。演算速度も競合会社の製品より格段に速い」と説明した。アウディはエクシノスを基に機能を画期的に高めたインフォテインメントシステム製作に乗り出す。これを適用した一部モデルが2~3年後に発売される見通しだ。


業界では今回の納品によりサムスン電子のモバイル半導体を搭載する製品群が一段階拡張されたとの評価が出ている。これまで電子・自動車業界ではサムスン電子が車両用半導体市場に参入するとの見通しが多かった。市場調査業者のIHSによると、車両用半導体関連市場は2020年まで年平均6%の成長率を記録し、2019年には95億ドルまで成長する見通しだ。

これに先立ちアウディは車両用半導体に要求される最新性能だけでなく、耐久性まで満たす半導体技術を自動車に適用するため2010年から半導体会社と「PSCP」(Progressive Semiconductor Program)という協力プログラムを運営してきた。サムスン電子のエクシノスもやはりPSCPを通じてアウディの次世代インフォテインメントプロセッサとして最終選定された。

サムスン電子システムLSI事業部のペ・ヨンチャン戦略マーケティングチーム副社長は、「今回のエクシノスプロセッサ納品で急速に進化する自動車市場に本格的に参入できることになった。アウディが革新的なインフォテインメント環境を実現するよう優れた性能のプロセッサを供給する」と明らかにした。



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