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政治争いで失敗に終わってきた韓国大統領の専用機、2020年には購入できるだろうか

ⓒ 中央日報日本語版

6月28日、訪米日程のためにソウル空港で韓国の空軍1号機に搭乗している文在寅大統領(右)と金正淑夫人

韓国大統領の専用機の賃借期間の満了が2年先に迫り、韓国政界を中心に専用機の購入をめぐる議論が起きている。

18日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)によれば、現在の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が使っている空軍1号機の賃借期間は2020年3月までだ。

大統領専用機の購入は入札と製作などに2~3年が必要とされるため、今年上半期にも購入するかどうかを決める必要があるという分析だ。


大統領専用機の購入は以前から提起されてきたが、いつも与野党間政治論争で失敗に終わった。2006年6月盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領当時、国会に専用機の購入予算を要請したが、当時野党だったハンナラ党は「厳しい経済」を理由に専用機購入予算案〔着手費300億ウォン(約29億8778万円)〕を全額削減した。2007年にも予算配分を受けず専用機導入は失敗に終わった。

その後、李明博(イ・ミョンバク)政府が発足すると与党になったハンナラ党は大統領専用機の購入を推進したが、野党になった民主党(現、共に民主党)がかつてのハンナラ党と同じ論理で専用機の購入を反故にさせた。

現在、日米など先進国は首脳の海外歴訪時、2~3機の専用機を運営している。米国は2015年、専用機を最新機種であるボーイング747-8に(2機)変えたし、日本は2019年から最新機種である777-300ER2機を導入する計画だ。



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