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「首脳会談のない正常化も一つの方法…韓日間の多様なチャネル必要」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国と日本は過去に縛られたまま国交正常化(1965年6月)50年を迎えた。両国の足を引っ張る「過去の歴史の亡霊」は日本が加害者だ。しかし日本を恨むばかりで扉を閉めていれば韓国の外交がふさがってしまうと、外交界の元老は心配している。元老が提示した5つの韓日関係解決法はこうだ。

<1>「大きな流れを読め。すべての碁石はつながっている」

李明博(イ・ミョンバク)政権で外交部長官を務めた柳明桓(ユ・ミョンファン)元長官は「韓日関係の悪化は韓国外交の中心軸である韓米同盟に負担を与える可能性があるという側面で理解する必要がある」とし「良い韓日関係は中国・ロシアに対するテコとしても作用する」と述べた。


盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で外交の首長だった宋旻淳(ソン・ミンスン)前長官も「韓日関係の悪化は北朝鮮の核問題解決において日本の消極的ないしは非協力的な姿勢につながる問題をもたらしたりもする」と述べた。

金泳三(キム・ヨンサム)政権で初代外交部長官、盧武鉉政権で駐米大使を務めた韓昇洲(ハン・スンジュ)元長官は「韓国外交は碁盤と同じで、片方の隅の石が動けば反対側にある石が影響を受ける」とし」「大きな枠を時間・空間的に結びつける連係的な思考が求められる」と述べた。

<2>「首脳会談のない正常化でもよい。接触面から増やすべき」

柳元長官は「日本軍慰安婦被害問題などがいかなる方法であれ解決される前に、両国首脳が国賓訪問などの格式に備えて会うのは、国民の感情から難しいだろう」と述べた。このため「多者会議など国際行事の舞台で会い、実務的に首脳間でするべきことを議論するなど接触面を広める必要がある。年初に韓日中3カ国長官会談から開き、3カ国首脳会談につながるようにするべきだ」と助言した。

金泳三(キム・ヨンサム)政権で駐日大使と外交部長官を務めた孔魯明(コン・ノミョン)元長官は「全斗煥(チョン・ドゥファン)政権当時の1982年、韓国が日本に経済協力資金を要求し、両国の関係が悪化すると、日本の政治家約30人がそれぞれ別に韓国を訪れ、元大統領を会談するなど関係を改善しようと努力した」とし「しかし今は韓国から行くこともなく、日本から来ることもない。外交は結局、人がするべきことだ。多様なチャネル間の接触が必要だ」と強調した。



「首脳会談のない正常化も一つの方法…韓日間の多様なチャネル必要」(2)

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