文在寅（ムン・ジェイン）大統領は２７日、来月インドネシアで開催される第１８回アジア競技大会の開会式に招請するという内容のジョコ・ウィドド・インドネシア大統領の親書を受け、日程など諸般事情を考慮して出席するかどうかを検討するという意向を明らかにした。

文大統領はこの日、インドネシア大統領の特使として訪韓したルトノ外相と２０分間ほど会談し、親書を受けた後、こうした立場を伝えたと、青瓦台（チョンワデ、大統領府）の金宜謙（キム・ウィギョム）報道官が書面ブリーフィングで伝えた。

文大統領はこの席で、ジョコ大統領が今回のアジア競技大会に南北（韓国・北朝鮮）首脳を同時に招請するなど南北関係改善に向けたインドネシアの関心と努力を評価した。これを受け、来月１８日のアジア競技大会開会式に南北首脳が出席し、自然な流れで南北首脳会談の場が用意されるかどうかが注目される。


文大統領は特にジョコ大統領が４月末に駐インドネシア南北大使を大統領宮に招待し、４・２７南北首脳会談の成功を祝ったことに対しても感謝の意を伝えた。このほか、文大統領は南北関係改善と韓半島（朝鮮半島）の恒久的平和定着に向けた韓国政府の政策と努力を支持するジョコ大統領とインドネシア政府に対し、今後の持続的な支持と協力を要請したと、金報道官は伝えた。

文大統領はルトノ外相に「ジョコ大統領は私と国政哲学もほとんど同じで、国民とのコミュニケーション方式も似ていて、友人や同志のように考えている。両国の外相が最初の女性外相という点も似ている」とし「ジョコ大統領に私の言葉を伝えてほしい」と話した。

これに対しルトノ外相は「今回のアジア競技大会のいくつかの種目で南北合同チームを結成することになったと聞いた。うれしいことであり、お祝いしたい」とし「インドネシア大統領と国民の熱望を込めて、文大統領がアジア競技大会に出席できることを希望する」と述べた。