韓国が世界最大の半導体装備市場に浮上した。

いわゆる「スーパーサイクル」に乗ったサムスン電子とＳＫハイニックスなど韓国企業が大規模投資に出た影響が大きい。

国際半導体装備材料協会（ＳＥＭＩ）が１３日に開かれたセミコン・ジャパンで発表した「２０１７年グローバル半導体装備出荷量」によると、今年の世界の半導体装備予想売上額は５５９億ドルと集計された。２０００年に達成した過去最高の４７７億ドルより３５．６％高い数値だ。


地域別では韓国が初めて売り上げ１位を占めた。韓国の半導体装備売り上げは今年１７８億９０００万ドルで、昨年より１３２．６％増加した。５年連続で１位を記録した台湾を初めて上回った。続いて欧州が５７．２％、日本が２９．９％の成長率となった。

装備別では全売り上げのうちウエハー加工装備が３７．５％増の４５０億ドルで最も大きな市場を形成した。ファブ設備、ウエハー製造などのその他電気工程装備分野が４５．８％増の２６億ドル、アッセンブリーとパッケージング装備分野は２５．８％増の３８億ドル、テスト装備は２２％増の４５億ドルを記録した。

この資料によると来年も新記録は続く見通しだ。２０１８年の予想売上額は今年より７．５％増えた６０１億ドルと予想される。

装備売り上げの地域別順位でも変動がある見通しだ。ＳＥＭＩは「韓国は２０１８年にも１６９億ドルの売り上げで地域１位を維持するものとみられる。韓国・中国・台湾の順でトップ３を占めるだろう」と予想した。続けて「今年１７．５％の成長率で３位に上がった中国は来年には装備売り上げが６１．４％増え１１３億ドルの記録で台湾を上回るだろう」と分析した。