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【コラム】足して割ったらちょうどの韓日

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版
平日午後1時半ごろ、事務室の横にあるトイレに行くと、同じ階で働く他の会社の若い女性たちで混み合っている。歯磨きしようとする人で混むのは驚くようなことでもない。「個人部屋」に入っている人と、外にいる人が大声で話をする光景は、ソウル生活に馴染んだ私にもここが外国であることを気づかせてくれる。

韓国に来てから間もないころ、とても不便に思ったのはトイレの中に擬音装置がないことだった。最近は日本のトイレには公共施設をはじめとしてほぼすべてに設置されている。ボタンを押せば用を足す音が外に聞こえず、恥ずかしさを和らげてくれる機能を果たす。日本女性はこのボタンをいつも使う。このボタンがない旧式の場合、水を流しながら用を足すほど音に敏感だ。なぜ韓国にはほとんどないのだろうか。

マンションの窓も同様だ。タクシーに乗って、通りすぎるマンションを眺めていると、洗濯物から何から家の中が丸見えの場合が多い。日本が専門のある大学教授は「日本人はカーテンで窓をぴったりと閉めながらも、隣で何が起きているのか実は知りたい。だが韓国人は『何もやましいことはしていないのに、なぜわざわざ隠すのか』と考えて特に気を使わない」と言う。


秘密主義で自分のことを表に出したくない日本、開放的な韓国。一言でこのように分析することは簡単だ。だが、ソウルで長く暮らしていると、周囲の顔色をうかがい、他人の視線を意識する性質は韓国のほうがはるかに強いように感じる。

これを象徴することが「まだ~」という表現だ。最近、あるバスに「まだマンションに住んでいるのですか?」と書かれた広告が目に入った。マンションに住んでいるのは時代に合わず、他の新しい素敵な家に住むのがおすすめです、といった趣旨だ。「まだ」という言葉には、一つの流れを逃してはだめだという不安をあおる効果がある。マンションでも一戸建て住宅でもアパートでも、本人が気に入ればそれで良し、という感覚はここから感じられない。

韓国におけるトイレやマンションの「開放性」と、日本の異常な集団主義が両立するのがとても興味深い。足して2で割ればちょうどいいという韓日の特性は、生活の全側面に現れている。(中央SUNDAY第553号)

大貫智子/日本毎日新聞ソウル特派員



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