迂余曲折を経て最近、平昌冬季オリンピックの開・閉会式の場所に決定された江原道平昌大関嶺面(カンウォンド・ピョンチャン・テグァルリョンミョン)の横渓里(フェンゲリ)高原練習場。雑草でおおわれ荒涼としている。
江原道関係者は「新しく設計すれば1年かかり、工事期間は30カ月が必要だ」としながら「そうなると、いくら早くても大会直前に完工するという話なのに、これでは国際的な恥をかく。すべてのオリンピック競技場は大会1年前に示範大会を行わなければならないためだ」と話した。スピード競技場を除く氷上3競技場は7月17日に着工した。現場にはフォークレーンや作業員が投入されて初期工事の真っ最中だ。現在の工程率はせいぜい3%。予定よりも数カ月遅れたが2017年2月の完工を目標に工事を進めている。
キム・サンピョ組織委施設副委員長は「新築競技場の工事期限を考慮しながら汲々としている。最大限努力するしかない」と話した。キム副委員長は「江原道が推薦する施設専門家や文化体育観光部の推薦専門家が集まって会議を開く」としながら「基本計画を大きく変えないラインで案をつくる」と話した。
スピード競技場は随意契約で着工を急ぐ方法が議論されているが、法的問題がふくらむ素地がある。チェ・ムンシク組織委施設部長は「工事期間をいくら短縮しても22カ月はかかると予想している。夜間工事をすれば何とか間に合わせることはできるだろうが、建設コストの上昇は避けられない」と説明した。
今まで平昌オリンピックの準備は、仁川(インチョン)アジア競技大会の準備過程とかなり似ている。仁川アジア競技大会は2007年、安相洙(アン・サンス)元市長が大会を誘致し、2010年に就任した宋永吉(ソン・ヨンギル)前市長が大会準備を一手に引き受けた。開幕式に出たのは7月に就任した劉正福(ユ・ジョンボク)市長だった。市長が変わると、一貫性のある効率的な大会準備をするのは困難だったという指摘だ。
2011年平昌オリンピック誘致当時の組織委員長は金振ソン(キム・ジンソン)元江原道知事がつとめた。現在は崔文洵知事と7月に就任した趙亮鎬組織委員長が大会準備の責任を負っている。体育界の関係者は「仁川組織委の失敗を踏襲しないためにも新任の組織委員長中心で準備が進められなければならない」と話した。
無条件に建設予算を増やすのは望ましくないが、コストに対する縮小指向的な見解も変える必要がある。スポーツ評論家のチョン・ユンス氏(47)は「オリンピックを経済的側面でアプローチするのは限界がある。平昌オリンピックを通じてスポーツ・文化コンテンツを作って、マーケティングを通じて収益を出す方法を探さなければならない」としながら「平昌が仁川の前てつを踏まないようにすれば『オリンピックを通じて江原道と平昌のブランド価値が高まる』という認識を市民に浸透させなければならない」と話した。
計算機たたいて3年を無駄に…荒涼とした平昌(1)
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