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<崔順実ゲート>“手足”を辞めさせた朴大統領、信じているのは誰?

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「大統領も青瓦台(チョンワデ、大統領府)に手足がいない状況で発生した失敗について申し訳なく思う気持ちではないだろうか」。セヌリ党の李貞鉉(イ・ジョンヒョン)代表が3日、韓国メディア聯合ニュースとのインタビューで金秉準(キム・ビョンジュン)首相候補の指名に関して述べた言葉だ。李代表は野党との協議がなかった点を禹柄宇(ウ・ビョンウ)前民情首席と金在原(キム・ジェウォン)前政務首席、いわゆる「青瓦台の権力3人組」〔チョン・ホソン、李在万(イ・ジェマン)、アン・ボングン前秘書官)が一度に辞任した状況での空白が生んだ失敗だと説明した。

朴槿恵(パク・クネ)大統領は青瓦台内の参謀機能が失われた状況で、果たして誰と一緒に最悪の危機局面に対応しているのだろうか。与党要人の間では、セヌリ党のツートップである李貞鉉代表と鄭鎭碩(チョン・ジンソク)院内代表、親朴系の核心である崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)議員、1年5カ月間「大室長」と呼ばれていた金淇春(キム・ギチュン)元大統領秘書室長、そして李丙ギ(イ・ビョンギ)元秘書室長という5人の名前が主に出たり消えたりしている。彼らに対し、最近の局面で朴大統領に助言をしているのかどうか聞いてみた。

李貞鉉代表の場合、最近朴大統領と緊密にやり取りしていることを否定しなかった。李代表は記者に対して「人事をめぐるビハインドストーリーは話せない」とし「ノーコメント」に徹している。だが、李代表は朴大統領が踏んでいるステップについてすでに熟知している。金秉準氏の指名発表以前から李代表の周辺では「野党は結局のところ挙国内閣に協力しないだろう」としながら「人選さえしっかりすればよい」という言葉が出ていた。金秉準氏の指名発表直後、記者との電話インタビューでも李代表は「1番金鍾仁(キム・ジョンイン)、2番孫鶴圭(ソン・ハッキュ)、3番金秉準の他にも4~6番に候補がいた。野党大統領候補である1~2番を除けば、一番の適任者は金秉準だった」とし「挙国内閣の精神を生かした人選」と説明した。特に、任鍾龍(イム・ジョンリョン)経済副首相候補など湖南(ホナム)出身者の登用は李代表の「不偏不党建議」が通じたものという。


セヌリ党親朴系の座長である崔ギョン煥議員は朴大統領と電話で連絡を取り合っている点は認めた。崔議員は「(大統領が)悩んでいる時やある人物に対して知りたいと思っている時に、時々電話はしている」と明らかにした。ただし、崔議員は「私は大統領のさまざまなチャネルの一つにすぎず、局面を私が主導しているわけではない」と述べた。崔議員は「金秉準候補についての内定発表は当日朝の出勤途中、車の中でニュースチャネルを見て知った」と話した。

野党とセヌリ党の一部では金淇春氏を青瓦台の対応を総指揮している人物だと見ている。だが、金氏は「私は在野の者だ。先週末、青瓦台に行った時にセヌリ党の重鎮と話を交わしたこと以外には大統領と電話さえしたことがない」と明らかにした。「検察総長出身で秘書室長まで務めたのだから、少なくとも法的な諮問に応じるのは当然ではないか」という質問に、金氏は「私でなくても青瓦台内には多くの法律専門家がいるだろう。ここは私が出る幕ではない」と否定した。こうした金氏の反応をめぐっては「大統領と電話一通さえしていないという言葉のほうが変だ」という声もある。

セヌリ党の鄭鎭碩院内代表も先月28日、青瓦台で朴大統領と単独で面談した。この席で鄭氏は「改憲に賛成する人物を後任首相として起用するのが良い」として、分権型改憲論者である金秉準氏を推薦したという。だが、金秉準氏指名のニュースは発表当日(2日)午前9時にペ・ソンレ青瓦台広報首席の連絡を受けて知ったという。李丙ギ氏は「大統領とは電話をしたこともなく、今回の局面で何かしたことは全くない」とし「アイ・ハブ・ノー・アイデア(私は何も知らない)」と話した。



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