中央日報が「レジャースポーツ、安全365」をテーマに企画記事を掲載する。最近、スポーツ・レジャー人口は急増している。だが安全への認識とシステムは先進国レベルに達していない。そのせいで、楽しみや期待感を抱いて出発した道で大事故や悲しみに見舞われるケースが多い。中央日報は今企画で▼スポーツ・レジャー活動全般に敷かれている安全不感症を取り上げ▼先進国のレジャースポーツ安全事例を紹介し▼楽しく安全なレジャースポーツ活動のためのシステムを作りたいと考えている。最初にとり上げるのは「自転車の安全」だ。
ソウル冠岳区(クァンアクク)に住む会社員ユン・ギョンホさん(30)は昨年9月、ぞっとするような経験をした。
漢江(ハンガン)市民公園の楊花(ヤンファ)大橋付近で自転車に乗っていたところ、歩道と自転車専用道路を区分する縁石に前輪がつまずきそうになる事故に遭った。ユンさんは右頬骨が折れて1カ月も病院の世話になった。事故を調査した永登浦(ヨンドゥンポ)警察署の関係者は「夜間走行中に方向を変える際に、道路下に設置された縁石を発見できず発生した事故」としながら「運転者がヘルメットをかぶらず危うく命にかかわるところだった」と話した。
自転車は「レジャースポーツの花」だ。レジャー業界が推算する国内の自転車利用者は1200万人に及ぶ。出勤用または運動用に自転車を購入する人が非常に増えた。4大河川を中心に全国の主な河川が自転車専用道路でつながったのも自転車ブームに一助となった。関連市場は最近5年間で2倍近く、6000億ウォン規模に成長した。
利用者が増えながら事故も共に増えた。警察庁によれば2007年から2013年までの自転車関連の事故件数は年平均8%前後の増加傾向を見せた。同じ期間に自転車事故で命を落とした人は年300人近くになった。人口10万人あたりの自転車事故死亡者比率は0.6人で、経済協力開発機構(OECD)平均(0.4人)の1.5倍だ。自転車産業の成長スピードに文化が追いつけていない状況だ。
自転車人口が速いスピードで増加しているが、安全装具をまともに備えている人は多くない。最近5年間で自転車事故死亡者のうち安全帽(ヘルメット)を着用していなかったケースは55.7%に達した。死亡原因1位が頭の負傷(73.4%)だ。ファン・ギュイル全国自転車連合会事務局長は「自転車の性能が着実に向上して平均走行スピードもますます速くなる」としながら「ヘルメットを着用して頭を保護すれば死亡率を大きく下げられるのに、“まさか(そんな事故はないだろう)”という気持ちでそのまま自転車に乗る人たちが多い」と話した。
危険な疾走…韓国の自転車事故死亡者比率、OECD平均の1.5倍(2)
ソウル冠岳区(クァンアクク)に住む会社員ユン・ギョンホさん(30)は昨年9月、ぞっとするような経験をした。
漢江(ハンガン)市民公園の楊花(ヤンファ)大橋付近で自転車に乗っていたところ、歩道と自転車専用道路を区分する縁石に前輪がつまずきそうになる事故に遭った。ユンさんは右頬骨が折れて1カ月も病院の世話になった。事故を調査した永登浦(ヨンドゥンポ)警察署の関係者は「夜間走行中に方向を変える際に、道路下に設置された縁石を発見できず発生した事故」としながら「運転者がヘルメットをかぶらず危うく命にかかわるところだった」と話した。
自転車は「レジャースポーツの花」だ。レジャー業界が推算する国内の自転車利用者は1200万人に及ぶ。出勤用または運動用に自転車を購入する人が非常に増えた。4大河川を中心に全国の主な河川が自転車専用道路でつながったのも自転車ブームに一助となった。関連市場は最近5年間で2倍近く、6000億ウォン規模に成長した。
利用者が増えながら事故も共に増えた。警察庁によれば2007年から2013年までの自転車関連の事故件数は年平均8%前後の増加傾向を見せた。同じ期間に自転車事故で命を落とした人は年300人近くになった。人口10万人あたりの自転車事故死亡者比率は0.6人で、経済協力開発機構(OECD)平均(0.4人)の1.5倍だ。自転車産業の成長スピードに文化が追いつけていない状況だ。
自転車人口が速いスピードで増加しているが、安全装具をまともに備えている人は多くない。最近5年間で自転車事故死亡者のうち安全帽(ヘルメット)を着用していなかったケースは55.7%に達した。死亡原因1位が頭の負傷(73.4%)だ。ファン・ギュイル全国自転車連合会事務局長は「自転車の性能が着実に向上して平均走行スピードもますます速くなる」としながら「ヘルメットを着用して頭を保護すれば死亡率を大きく下げられるのに、“まさか(そんな事故はないだろう)”という気持ちでそのまま自転車に乗る人たちが多い」と話した。
危険な疾走…韓国の自転車事故死亡者比率、OECD平均の1.5倍(2)
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