日本人９６人が独島（ドクト、日本名・竹島）を訪問し、彼らのうち１１人には独島名誉住民証が発行されたことが明らかになった。１０月２５日「独島の日」を控え、慶北鬱陵郡（キョンブク・ウルルングン）独島管理事務所が独島訪問客の現状を調べた結果だ。

独島管理事務所は１１日、２００５年３月２４日独島訪問が許可制から申告制に変わった後から先月末までの独島訪問客を集計した。その結果、１２年間１９４万６１０４人（外国人４０３７人）が独島を訪問したことが分かった。この中で９６人は日本人だ。

独島を見学した日本人９６人は韓国で大学に通っている日本人留学生や在日同胞、歴史学者、単なる観光客と把握していると独島管理事務所側は説明した。


独島管理事務所関係者は「独島訪問のためには鬱陵島から旅客船に乗るが、旅客船社で団体の外国人と韓国人の人数を申告する」として「海洋警察等を通して右翼団体のような特異履歴がある日本人でなければ、国際紛争を懸念して入島拒否をしていない」と話した。

独島管理事務所は２０１０年１１月から独島に上陸したか、船に乗って独島を１回以上旋回した訪問客のうち申請者を対象に独島名誉住民証を発行中だ。先月末まで３万５０１３人（外国人８０１人）に独島名誉住民証が発行されたが、日本人は１１人が含まれていた。

２０１５年３人が独島名誉住民証を受け、昨年にも５人に、ことしに入っても３人に独島名誉住民証を申し込んで発行された。ことし独島名誉住民証が発行された日本人３人は全員大学生だと知られている。慶北道で独島関連行事を行い、国内日本人留学生のうち韓国の独島領有権に好意的な学生を招請したと伝えられた。

独島名誉住民証は独島の実効的支配の強化に向けた広報用本だ。住民登録証のような形となっている。横８．５センチ縦５．４センチの大きさで鬱陵郡首の印が押されていている。「鬱陵島、独島の天然保護区域管理条例第１１条に基づいて発行されます」という文章と太極旗、独島の写真が入っている。

写真や独島旅客船乗船券を独島管理事務所に提出し、インターネットなどを利用して発行を申し込む。無料だ。

今月独島の日を迎え、多様な独島関連行事が開かれる。１７日から巨文島（コムンド）舟歌伝授会の公演および学術大会が鬱陵島・独島一帯で行われ、慶北大博物館の企画展示室では独島写真展がこの日から開催される。２１日には大邱（テグ）頭流（トゥリュ）公園で独島愛音楽会が開かれる。２４日には独島義勇守備隊記念館の開館が鬱陵島で予定されている。２５日独島の日当日、ソウル光化門（クァンファムン）広場では第３回大韓民国独島国際音楽祭が開催される。