北朝鮮を訪問しているチョン・ウイヨン首席対北朝鮮特使など特使団が5日、平壌で金正恩北朝鮮労働党委員長と記念撮影をしている。左から尹建永青瓦台国政状況室長、首席特使のチョン・ウイヨン国家安保室長、金正恩委員長、徐薫国家情報院長、千海成統一部次官、、金相均国家情報院第2次長。(写真=青瓦台提供)
労働新聞はこの日、1面に金正恩委員長の対北朝鮮特使団との面会内容を伝えた記事と写真8枚を掲載した。労働新聞は「最高領導者同志(金正恩委員長)は特使と一行の手をいちいち熱く握り、彼らの平壌(ピョンヤン)訪問を熱烈に歓迎された」として「首脳間対面に関連した文在寅大統領の意向を伝え聞き、満足した合意を見た」と明らかにした。
新聞はまた「朝鮮半島の尖鋭な軍事的緊張を緩和して北と南の間の多方面にわたる対話と接触、協力と交流を活性化していくための問題に対しても踏み込んだ意見を交わした」として「談話は同胞愛的で真剣な雰囲気の中で行われた」と説明した。
しかし、新聞は同日「米帝の反倫理的な核犯罪歴史にけりをつけなければならない」という見出しの情勢論説で「我々の核武力は血で汚された米国の極悪な核犯罪歴史にけりをつけ、不倶戴天の核悪魔を惑星で永遠にはき捨てるための正義の宝剣」と話した。
論説は「米国の策動によって世界のいろいろな所で核戦争への脅威は日々高まっている。その中で朝鮮半島は核戦争の危険の陰が最も濃厚に落とされているところになっている」として「米国は南朝鮮に多くの核兵器を前進配置して各種挑発行為を繰り返しながら我が共和国を露骨に脅威・恐喝してきた」と明らかにした。
また、ドナルド・ランプ大統領が過去自身のツイッターに「大統領として私の初めての命令は核兵器を改善して現代化すること」と話したことを紹介し、「大統領の帽子をかぶることが忙しいように力で世界を制覇するためにどれほど狂って暴れているかをよく見せている」と主張した。
引き続き「米国は今回我々を世界平和に対する脅威に罵倒しながら、我が共和国に対する核先制打撃を既成事実化した」として「これは朝鮮半島をはじめとする世界を対象に核戦争をどうしても起こすというチンピラ国家の露骨な宣戦布告に他ならない」とした。
同時に、「米国の核脅威恐喝策動が日増しに横暴になればなるほど、わが軍隊と人民は正義の核をより固く握りしめて朝鮮半島と地域の平和を強硬に守護する意志を百倍、千倍に整えている」と付け加えた。
この記事を読んで…