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米国防総省、来年THAADミサイル52基を追加配備

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

高高度ミサイル防衛体系。(写真提供=ロッキード・マーチン)

ことし3月6日午後10時、C-17輸送機に積載されたTHAAD体系のミサイル発射台2基などを在韓米軍が烏山(オサン)空軍基地に下ろしている。(写真提供=在韓米軍)

米国防総省が北朝鮮の核・ミサイル脅威に対応するために、来年ミサイル防衛(MD)予算に79億ドル(約8660億円)を米議会に要求したとボイス・オブ・アメリカ(VOA)放送が13日(現地時間)、報じた。国防総省傘下のミサイル防衛局(MDA)が先月提出した予算案によると、2017会計年度(75億ドル)比べて4億ドル増えた79億ドルを2018会計年度として計上した。

このうち高高度ミサイル防衛(THAAD)体系予算は7億9680万ドルだった。MDAの2018会計年度予算案は、当面は6門の砲台以外追加注文はする計画はないという意味だ。米民主党のディック・ダービン上院院内総務は先月31日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談した席で「韓国がTHAAD体系配備を望まなければ9億2300万ドルの関連予算を別の場所に使える」と述べた。9億2300万ドルはTHAAD体系の砲台1門を購入・配置・運用する費用だ。MDAは2014年THAAD体系のメーカーであるロッキード・マーチン社に7門目のTHAAD砲台を注文したが、まだ引き渡しができていない状態だ。

その代わり、MDAは4億5160万ドルかけて、2018会計年度が終わる来年9月までにTHAAD迎撃ミサイル52基を追加で配備する計画だと明らかにした。そうなればTHAAD体系を運用中の米陸軍は計210基のTHAAD迎撃ミサイルを保有することになる。


また、MDAはTHAAD体系のソフトウェアをアップグレードしてTHAAD体系を統合空中ミサイル防衛戦闘指揮体系(IBCS)に連動する予算として2億3200万ドルを策定した。2度のTHAAD体系迎撃訓練予算は3620万ドル、運用・整備予算は7880万ドルだった。

MDAは北朝鮮とイランの大陸間弾道ミサイル(ICBM)を迎撃できる地上発射迎撃ミサイル(GBI)8基を今年末までに追加でアラスカ基地に配備する計画だ。その場合、米陸軍は全部でGBI44基を配備できることになる。最近、北朝鮮の弾道ミサイル挑発に対応するために4月に韓半島(朝鮮半島)の近くに派遣された海上X-バンドレーダー(SBX)関連予算が1億3000万ドルだった。

ジェームズ・シーリングMDA局長は先月31日、「2020年までは米国へ向ってくるいかなる弾道ミサイルも撃墜できる自信がある」と述べていた。



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