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「韓日首脳間に舛添氏という対話チャンネル構築したのは成果」

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版
「青瓦台(チョンワデ、大統領府)を出れば日本の記者らと会うことになるが、もし話してはならない内容があればおっしゃってください」(舛添)

「ありません」(青瓦台側)

25日に安倍晋三首相のメッセージを携えて朴槿恵(パク・クネ)大統領と会談した舛添要一東京都知事は会談直後に青瓦台関係者とこうした会話をした。


青瓦台側は、「会談で(韓日首脳会談議論のような)特に言及を避けるほどの話はまったくなかったのですべて話してもかまわないと答えたもの」と説明した。同関係者は、「舛添知事が持ってきた安倍首相のメッセージは『韓日関係改善のために努力する』というひとつだけだった」とした。

朴大統領が韓国で日本の政治家に会ったのは1年5カ月ぶりだ。だが、青瓦台は安倍首相が歴史問題などで態度を変えない状況で今回の会談が韓国政府の対日外交基調の変化と取られる可能性を警戒している。匿名の青瓦台関係者は、「舛添知事は都知事の名札にハングルの名前を併記するほど親韓派で、18年ぶりに訪韓した点から朴大統領が会談したもの。議題も日本国内の嫌韓デモ中断と東京の韓国僑民が推進している第2韓国学校の設立支援の2種類だけだった」と話した。

だが、外交界では朴大統領が久しぶりに安倍首相と近い日本の政治家に会ったという点自体に意味を置いている。現在外交部の局長級対話以外にはほぼ皆無の両国の外交関係が閣僚級・次官級会談に拡大する可能性を占う見方もある。

舛添知事は24日に鄭義和(チョン・ウィファ)国会議長に会談し、「安倍首相とはいつでも会える格別な仲だ」と強調した。実際に彼は訪韓1週間前に安倍首相と会い、朴大統領との会談で話す内容を詳しく議論したとされる。また、帰国後すぐに安倍首相や菅義偉官房長官と会い会談内容を説明するという。

したがって今回の会談で首脳会談に関する話がなかったとは言っても、朴大統領と安倍首相の間に舛添知事という対話のチャンネルが構築された点は成果と見ることができるとソウルの外交消息筋は分析した。彼は「朴大統領の舛添知事との会談は日本政府が米国など国際社会に『韓国との対話を望んでいる』で広報し続け、安倍首相だけでなく中曽根康弘基元首相、森喜朗元首相ら自民党の重鎮が相次いで韓国のメディア関係者と会いラブコールを投げたことにこたえた側面もある」と説明した。彼は「しかし、日本が慰安婦問題と関連して具体的な措置をしない限り、今回の会談が首脳会談へと直接続く可能性はほとんどない」と予想した。

一方、舛添知事は鄭議長との会談の席で、「1930年5月に福岡県若松市議会議員に出馬した父親弥次郎氏が広報チラシにハングルの名前を併記し、当時福岡に住んでいた韓国人の人権改善を公約として提示した」と説明して父親の広報チラシ写真を見せ、代を継いだ韓国との親密な関係を強調したと議長室関係者が伝えた。(中央SUNDAY第385号)





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