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日本メディア、トランプ訪韓「ギクシャク」…韓米首脳会談をこき下ろし

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
日本メディアがドナルド・トランプ米国大統領の訪韓日程をリアルタイムで報道しながら両国首脳間で行き来したメッセージに大きな関心を示している。一部は韓国を訪問する直前の訪日の様子を比べてけん制に出たりもした。

8日、進歩指向の朝日新聞は、トランプ氏は記者会見で「一緒に」「並んで」という言葉を何度も使い、「韓国はとても重要な国だ」と語ったと伝えた。その一方で、日本経済新聞と同じように「6日の日米首脳会談で日米は『100%共にある』と足並みをそろえたが、米韓関係はそこまで至らないのが実態だ」とも主張した。

文在寅(ムン・ジェイン)政府の戦争不可・北核平和的解決原則に関連し、韓米間の「ギクシャクした関係」が続いたと評価した。あわせて同紙はとりわけトランプ大統領の訪韓日程に合わせて市内で起きた反トランプ集会に注目した。


日本経済新聞は、トランプ米大統領と安倍晋三首相が蜜月ぶりを見せたことに対して、韓国で警戒感が強まっていると報道した。

また、トランプ大統領の滞留期間をめぐり、韓国メディアはトランプ氏の行動が示した「待遇」の違いだとの解釈を出していると伝えた。トランプ大統領は安倍首相とゴルフを楽しんだりなどして日本に2泊3日滞在していたのに対し、韓国は1泊2日と日本よりも短い。青瓦台(チョンワデ、大統領府)は国会演説などが予定されていて「量より質」で日本との違いを打ち出していると同紙は付け加えた。

トランプ大統領が前日の記者会見で北朝鮮に対する激しい批判を自制したことは、韓国に対する配慮と解釈されると同紙は伝えた。だが、トランプ政権が北朝鮮への軍事行動を排除していない点も今後の火種になると指摘した。

あわせて「韓米首脳は北朝鮮の核・ミサイル脅威に対抗する日米韓の結束強化を図ったが、米中の板挟みの状態にある文在寅政権との間で日米のような一枚岩は難しい」と総評した。

日本メディアは韓国政府が前日の晩さん会のメニューに「独島(ドクト、日本名・竹島)エビ」を含め、慰安婦被害女性を晩さん会に招いたことに対しても強い不満を示した。

読売新聞は8日の電子版で、トランプ大統領の青瓦台国賓晩さん会に旧日本軍慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さんも招待され、独島エビがテーブルに並んだという記事をトップ記事で伝えた。また「首脳会談後の共同記者会見では、北朝鮮の核・ミサイル問題解決に向けた姿勢のほか、基地負担や通商問題における立場の違いが浮き彫りになった」と主張した。

極右指向の産経新聞は「(トランプ大統領は)米韓の結束を崩すまいと、協調を演出したとみられる」とし「韓国が首脳会談で米国の不信感を解消しようと神経を尖らせた」と主張した。同紙は別途の記事を通じて「6日のトランプ大統領と安倍首相の晩さん会はまるで結婚式のような雰囲気だった」と美化した。

産経ソウル特派員は別途の記事で「(韓国メディアの)関心はトランプ氏の韓国訪問よりも、むしろ訪日の方に向いていたように思える」と伝えた。



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