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文大統領「新天皇即位を契機に韓日関係発展すべき…安倍氏と会談希望」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

日本の安倍晋三首相(左)と韓国の文在寅大統領

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は9日の対談で「北朝鮮食糧支援問題、南北問題などに限定して(野党と)会うこともできると考える」と述べた。「一旦我々が食糧支援をすることになれば南北協力基金を使うことになるが、事後に国会に報告もしなくてはならない」としながらだ。文大統領は食糧支援に対して、ドナルド・トランプ米国大統領が7日の韓米電話会談で「韓国の北朝鮮に対する人道的支援に対して絶対的に祝福する」と述べたことを紹介した。

--北朝鮮食糧支援問題はトランプ大統領に先に取り上げたのか。

「電話会談の第一目的は前回の(発射体の)発射をどうみるかを共有するためのものだった。トランプ大統領の言葉は『金正恩(キム・ジョンウン)委員長と対話を望んでいて、対話で解決することができると考える』だった。あわせて『対話の速度を出すために何ができるか』と私に質問もしたので、自然に食糧支援問題を取り上げることになった」


--韓国政府が先導するということか。

「韓国政府が備蓄している在庫米が国内需要をはるかに超えて毎年保管費用だけで6000億ウォン(約558億円)程度が必要になっている実情だ。北朝鮮の深刻な飢餓状態を無視できなく、同胞愛や人道主義的次元からも北朝鮮に食糧支援が必要だとみている。2番目としては、対話の膠着状態を少し開く、そのような効果もあると思う」

--北朝鮮の発射体で食糧支援問題に対して国民の混乱や反感が生じる可能性がある。

「食糧支援に対して韓米間で合意したのが発射前だ。その後また発射があったので、この点については国民の共感と支持が必要だと考える。与野党の十分な議論も必要だ」

--ハノイ米朝首脳会談以降、米朝間の溝を埋めることができる雰囲気が醸成されたか。

「両国は非核化対話の最終目標に対しては完全な一致をみている。問題は、ある瞬間にぱっと一度に交換することができないので、そこに達するロードマップが必要だが、この点で意見が合わない」

--4回目の南北首脳会談は遅々として進まないが…

「遅々として進まないとおっしゃるのはちょっとどうかと思う。(ハノイ)首脳会談以降で、それなりに立場を整理する時間があっただろうし、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領との首脳会談があった。ようやく北朝鮮が対話できる状況になったので、今から北朝鮮に積極的に会談を提案して、また対話に誘う考えだ」

--4・27会談の時、「徒歩の橋」でやり取りした内容は。

「私も実はその時が本当に良かった。その時、金正恩委員長は自分たちの非核化意志に対してただとても率直に表明した。

『核がなくても安全になれるなら、我々はどうして制裁に甘んじ苦労してまで核を持っているだろうか』という意志を表明し、『米国と会談した経験がなく、参謀の中にも経験があまりないが、会談するならどうするのがよいか』など助言を求めた」

--ところで歴史が韓日関係の足かせになっているが、新天皇を契機に変わることはできるだろうか。

「日本の新天皇即位を契機に韓日関係が発展できればという希望を持っている。人権意識が高まって国際規範が高まりながら少しずつ過去の傷が表に出てきているが、この問題によって未来志向の協力関係が損なわれないように両国政府が知恵を集めなければならない。ところが日本政治指導者が歴史を国内政治問題として扱い、両国の未来志向的発展に繰り返し水を差している。来月、〔20カ国・地域(G20)首脳会議出席のため〕日本を訪問する予定だが、安倍晋三首相と会談できるならばよいことだろうと考える」



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