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「慰安婦強制連行はなかった」…証拠映像があっても否認する日本

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

中国雲南省騰沖で朝鮮人慰安婦が虐殺されて捨てられる場面を撮った写真。米軍写真兵フランク・マンウォレン(Frank Manwarren)氏が撮影した。(ソウル市・ソウル大人権センター提供)

日本政府が「旧日本軍が慰安婦を強制連行した事実は確認されなかった」と、また歴史的事実を否認した。

堀井学外務政務官(次官級)は28日(現地時間)、スイス・ジュネーブで開かれた国連人権理事会(UNHRC)の演説で「2015年の韓日政府間の慰安婦合意で慰安婦問題の解決は終わった」とし、このように述べた。

この日、堀井政務官は「慰安婦強制連行という見方は、故吉田清治氏(2000年死亡)がねつ造した話をある大手新聞社が大きく報道して誤って伝えられた虚偽の事実」と主張した。堀井政務官のこの日の発言は、軍の関与を認めて政府の責任を痛感するとした2015年の韓日慰安婦合意を覆す発言だ。


堀井政務官の発言について共同通信は、康京和(カン・ギョンファ)韓国外交部長官が前日「慰安婦問題は完全に解決したのではない」と述べたことに反論するレベルで出てきたと説明した。康長官は前日の演説で、慰安婦問題を解決する努力の過程で被害者中心の接近を欠いていたことを認めると述べた。

これに対し堀井政務官は、韓日合意で国際社会で相手を非難しないことにしたが韓国側が先に慰安婦問題を持ち出したことを批判し、「国際社会で誤解が広がらないよう政府の立場を改めて説明する必要があると判断した」と付け加えた。

一方、ソウル市は27日、旧日本軍が朝鮮人慰安婦を虐殺する内容の映像を初めて公開した。1944年9月15日に撮影されたこの映像には、中国騰沖で朝鮮人慰安婦が虐殺された後に埋められる場面などが含まれている。旧日本軍が慰安婦を虐殺したという証言と記事のほか、初めて虐殺現場が入った映像が公開されたが、日本は依然としてこれを否認している。



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