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ドゥテルテ比大統領、韓国産ヘリ「スリオン」購入検討を指示

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

「2016大邱・慶北花郎訓練」で敵探索撃滅作戦に投じられた50師団将兵がスリオン(KHU)ヘリコプターからロープ伝いに下降している。

最近、韓国を訪問して機動ヘリコプター「スリオン」に搭乗したフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領が、デルフィン・ロレンザーナ国防長官に韓国ヘリコプターの購入を検討するよう指示したと日刊フィリピンスターなど現地メディアが7日、報じた。

ヘルモヘネス・エスペロン国家安全保障担当大統領顧はフィリピン空軍がスリオンの生存能力を検討する技術実務グループを構成したと明らかにした。

フィリピン政府は昨年末、カナダ企業と2億3300万ドル(約256億円)規模のヘリコプター「ベル412」16機の購入契約を締結したが、カナダがフィリピンの人権実態を問題にしたため今年初め契約を破棄した。その後、フィリピン政府は韓国・中国・ロシア・トルコなどに目を転じた。


エスペロン氏は「最も重要なのはヘリコプターの品質とアフターサービス」とし「ベルは6人しか乗れないが、スリオンには16人の搭乗が可能だ」と述べた。続いて「ベルはアフターサービスと予備部品供給能力を立証し、スリオンは我々の近くにある」と明らかにした。エスペロン氏はベル機購入予算ならスリオン10~12機を買うことができると説明した。

ドゥテルテ大統領は文在寅(ムン・ジェイン)大統領との首脳会談に出席するために訪韓した5日、ソウル龍山(ヨンサン)国防部庁舎前の練兵場に展示されたスリオンに高い関心を示した。そしてドゥテルテ大統領はスリオンの副操縦席に座って約10分間、その性能と作動について説明を受けた。また、航空ジャンパーを着てヘリコプターの始動も直接試した。

一方、最近軍事力の現代化に乗り出しているフィリピンは韓国から軽攻撃機「FA-50PH」12機を購入するなど防衛産業分野での協力を強化している。

FA-50PHは韓国航空宇宙産業(KAI)が米国ロッキード・マーチン社と共同開発した高等訓練機T-50に武器を装着した軽攻撃機だ。



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