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韓国に核心技術はない…内視鏡名医の手には日本製装備だけ(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

セブランス病院のイ・ヨンチャン教授(中)が執刀する内視鏡施術室では超高画質(HD)で施術を見られるモニター(1)、光学ズーム機能で毛細血管まで見られる内視鏡(2)、検診と同時にがん細胞を切除できるデュアルナイフ (3)が使われる。すべて日本のオリンパス製品だ。

6日午後2時、ソウルのセブランス病院4階内視鏡室。消化器内科のイ・ヨンチャン教授が60代の食道がん患者のがん細胞を内視鏡で切除する手術をしていた。イ教授は消化器内視鏡治療では世界でも指折りの権威だ。そんな彼が手にしているのは日本製の装備だ。世界の内視鏡市場の70%、韓国の内視鏡市場の90%を占めるオリンパスの内視鏡「イーヴィスルセラGIF-H260Z」だ。光学素材で日本の技術力が独歩的であるためだ。内視鏡用メスもオリンパス製品だ。

イ教授は「国産製品は質も低いが医療装備分野で必要なハードウェアとソフトウェアに対するアフターサービスがしっかりできていない」と話した。

韓国の製造業は基礎が弱い。組み立てを中心にした大量生産はよくやる。だが、核心素材や材料は依然として海外製品に頼っている。特に内視鏡のように日本のメーカーがなければ最初から作れなかったり使えないものばかりだ。


日本を抜いて世界2位に上がった半導体がそんな製品のひとつだ。新製品開発は最高水準だが、主材料や製品を作る機器はほとんどが外国製品だ。日本の経済産業省によると世界の半導体メーカーが使うシリコンウェハーは7割が日本製だ。ウェハーに塗る感光材は99%、半導体用遮断材は78%のシェアを日本が握っている。昨年の韓国の半導体装備の国産化率は20.6%にすぎない。

韓国科学技術大学院のキム・グァンソン機械工学教授は、「半導体装備・材料分野が韓国製造業の現住所とみれば良い」と指摘した。

生活用品も例外ではない。韓国の免税店で中国人観光客は韓国の化粧品を買いあさっている。しかしこれほど売れている韓国化粧品の原料の80%は海外から買っている。高価な機能性化粧品であるほど輸入依存度が高い。1990~2003年に韓国、日本、米国、欧州で登録された美白関連特許は684件に上り、このうち日本の特許が63%に達する。



韓国に核心技術はない…内視鏡名医の手には日本製装備だけ(2)

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