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北朝鮮に行った日本人の料理人「金正恩は戦争するつもりはない、ただ…」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が、最近相次いでいるミサイル発射に関して「むかっとしてミサイルを発射した」と話したという主張が出てきた。

日本の毎日新聞は、金正日(キム・ジョンイル)元北朝鮮総書記の元専属料理人で最近北朝鮮を訪問した日本人の藤本健二氏(69)にインタビューをして26日報道した。藤本氏は、自身が金正恩第1書記に招かれて12~23日北朝鮮に滞在した後、中国の北京を経て帰国したと話した。

藤本は平壌(ピョンヤン)に到着した12日に市内の宴会施設で金第1書記と妹の金与正(キム・ヨジョン)労働党副部長、側近の崔竜海(チェ・ヨンヘ)党秘書ら3人と3時間にわたり夕食を共にしたと主張した。金第1書記は夕食の席で、赤ワインで乾杯した後「日本は今、我が国(北朝鮮)をどのように見ているか」と尋ね、藤本氏が「最悪だ」と答えると「そうなのか」と言いながらうなずいていたと話した。


藤本氏は金第1書記が「戦争をするつもりはない。外交の人間が米国に近づくと(米国が北朝鮮に)無理難題を突きつけてくる。(すると)むかっとしてミサイルを発射している」と不満を表わしたと主張した。ミサイル発射など北朝鮮の挑発が米国の制裁あるいは威嚇に伴うものだという説明だ。藤本氏は「宿舎の高麗ホテルの玄関で待っていると金第1書記が直接ベンツを運転してやってきたので驚いた」としながら「(金第1書記が)『いつ(北朝鮮に)来てもいい。困ったことがあれば言ってくれ』と話していた」と話した。藤本氏は「私に日本と北朝鮮の橋渡し役をしてほしいのだと思った」とつけ加えた。

1982年に北朝鮮に渡り寿司店で働いていた藤本氏は89年から13年間金正日総書記の専属料理人をつとめた。この時に幼い金正恩第1書記とも親しくなったという。2001年に日本に戻った彼は2012年7月に北朝鮮を訪問して金第1書記と面談した。

しかし藤本氏が同年9月平壌に住む妻の病気の見舞いのために北朝鮮訪問を申請した時はビザが発行されなかった。彼は2003年『金正日の料理人』という本を出すなど北朝鮮の「ロイヤルファミリー」の裏話を紹介して有名になった。



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