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重さは捨てて明るさをプラス…K-POPボーイズグループの反撃

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

HYBE(ハイブ)所属のボーイズグループTWS(トゥアス)はさわやかな魅力で人気を呼んでいる。チャン・ジニョン記者

韓国ボーイズグループが「さわやかコンセプト」で武装して大衆の元に帰ってきた。

22日、MelOnデイリーチャートを基準としてTWS『初めての出会いは計画通りにいかない』は3位を獲得、チャート上位圏でロングラン中だ。RIIZE(ライズ)の『Love 119』、TOMORROW X TOGETHER『Deja Vu』もチャートに安着した。大衆音楽評論家のユン・グァンウンは「ファンダム産業で自ら進んで孤立していたボーイズグループが最近になって明るい世界に出てきている」と評価した。

これまでボーイズグループは緻密な世界観、メンバーの動きが完璧に揃っていてキレのある「カル群舞」に代表される強いパフォーマンスなどコア(核心)ファンに焦点を合わせて成長してきた。そうこうしているうちに大衆的なイメージと歌を前面に出したガールズグループに比べて存在感が薄いという指摘を受けるようになってきた。


最近脚光を浴びているボーイズグループの共通点は「ライトファンダム」をねらった“さわやかさ”だ。今年1月デビューしたTWS(トゥアス)はデビュー曲『初めての出会いは計画通りにいかない』がMelOnチャート1位にランクイン、さらにはクムヨンカラオケチャートで3月ボーイズグループ人気曲首位にも君臨した。所属事務所であるHYBE傘下レーベル「PLEDIS(プレディス)」のハン・ソンス総括プロデューサーは「自然さ」をTWSの魅力として前面に出した。「華やかな装いよりも、メンバーが今できることをどのように表現すればいいのか悩んだ」と説明した。

HYBE(ハイブ)傘下Big Hit MUSIC所属のTOMORROW X TOGETHER(トゥモロー・バイ・トゥギャザー)も好成績をマークしている。今月初めに発売したミニ6集『minisode 3: TOMORROW』に収録された9つのトラックが発売当日MelOnチャートにランクインした。特にタイトル曲『Deja Vu』はMelOnトップ100チャートで最高10位まで上昇し、ミュージックビデオ(MV)は日本ユーチューブ人気急上昇音楽1位に登場した。『Deja Vu』は2010年代を飾った第2世代K-POPの懐かしさを刺激する歌だ。MVではメンバーが全員一緒に集まって青い空に向かって走っていく。収録曲『明日で待っている』も“さわやか公式”にそのまま従っている。白シャツにジーンズという衣装、明るく軽快なビート、エネルギッシュなダンスなどがポイントだ。

SMエンターテインメントの新人グループRIIZE(ライズ)は初恋の感情にスポットライトを当てたグループだ。発売3カ月を経て、MelOnチャート上位圏に固定している『LOVE119』はカラオケヒット曲である4ピースバンドizi(イジ)の『救急室』(2005年)を大衆的バージョンにリメークした曲だ。RIIZEのデビュー曲『Get A Guitar』もチャートでロングラン中だ。ギターの音に誘われてメンバーが集まり、互いを理解して一つのチームになっていくという歌詞には青春の夢が含まれている。

“ありのまま”を前面に出したグループもある。SMエンターテインメントの新人グループNCT WISH(エヌシーティー・ウィッシュ)は今月3日、ソウル城東区(ソンドング)のあるカフェでデビュー1カ月記念メディアデーを開催し、キャスティング過程からデビュー後のことを紹介した。デビューしたばかりのアイドルグループとしては類例のない広報方式だ。この行事で木浦(モクポ)出身のシオンは「SMでDMキャスティングを受けたが上京が怖かったし、学校も欠席しなければならず、ソウルで地下鉄に乗るのも怖くて拒絶した。結局、SM担当者が木浦に来てオーディションをしてデビューすることができた」と明らかにした。

YGエンターテインメントのTREASURE(トレジャー)は恋愛番組のSBS(ソウル放送)『輝くSOLO』に出演中だ。アイドルは恋愛してはいけないというタブーを破った活動だ。YG関係者は「きれいにラッピングされたアイドルのイメージではなく、平凡な男性の身近な魅力を飾らずに見せようとする狙い」と話した。

このようにHYBE・SM・YGなど大型芸能事務所がさわやか公式の大衆親和戦略を前面に出し、ボーイズグループ市場は似たようなコンセプトで再編されている。1stオリジナルアルバム『韶華1章:青春時期』を発表したEPEX(イーペックス)、「リラックスした音楽で10~20代を越えて親世代まで魅了する」と意気込むNCHIVE(エンカイブ)は今月9日、揃ってショーケースを開いた。14日にカムバックしたDKZもさわやかコンセプトの歌『Like A Movie』を公開した。

大衆音楽評論家イム・ヒユン氏は「アイドルグループが精製された姿だけで活動を継続するにはもう限界がある。自然でありのままの姿を前面に出して過去の神秘感が親近感に入れ替わりつつある」とし「大型企画会社が掲げた男性アイドルのさわやかコンセプトが一つの興行公式になるようだ」と付け加えた。



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