「風の孫」李政厚（イ・ジョンフ、２５、サンフランシスコ・ジャイアンツ）が韓国人選手歴代２７人目のメジャーリーグ（ＭＬＢ）デビューを果たし、安打もマークした。

李政厚は２９日（日本時間）、米カリフォルニア州サンディエゴのペトコパークで行われたサンディエゴ・パドレスとのシーズン開幕戦に１番・中堅手で先発出場した。３打席目にはパドレスの先発ダルビッシュ有からメジャー初安打を放った。

これで李政厚は、「コリアン特急」朴賛浩（パク・チャンホ、投手）が１９９４年４月９日にメジャーデビューして以降、投手・打者を合わせて歴代２７人目の韓国人メジャーリーガーとして記録された。


打者では崔熙燮（チェ・ヒソプ、引退、２００２年）、秋信守（チュ・シンス、ＳＳＧランダース、０５年）、姜正浩（カン・ジョンホ、１５年）、朴炳鎬（パク・ビョンホ、ＫＴウィズ、１６年）、李大浩（イ・デホ、引退、１６年）、崔志万（チェ・ジマン、ＮＹメッツ、１６年）、金賢洙（キム・ヒョンス、ＬＧツインズ、１６年）、黄載鈞（ファン・ジェギュン、ＫＴ、１７年）、金河成（キム・ハソン、パドレス、２１年）、パク・ヒョジュン（アスレチックス、２１年）、ペ・ジファン（パイレーツ、２２年）に続いて１２人目。

李政厚は１回表の最初の打席で３球三振を喫した。３回表の２打席目は３ボールの有利なボールカウントからダルビッシュのシンカーを打って一直だった。

「予熱」を終えた李政厚はチームが１－０とリードした５回表二死の３打席目、ダルビッシュとのフルカウントの勝負の末、シンカーをセンター前に弾き返した。李政厚がメジャーでマークした歴史的な初安打となった。ただ、後続打者ホルヘ・ソレアの打席で二盗を狙ったが、ダルビッシュの牽制に引っ掛かった。