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ホコリが溜まった倉庫→特別会議室…5カ月前とすっかり変わった日本の儀典

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

16日、都内にある経済産業省の会議室で、韓国側代表の李浩鉉・産業通商資源部貿易政策局長(左側)と日本側代表の飯田陽一・経済産業省貿易管理部長(右側)が握手している。[写真 韓国産業通商資源部]

同じ韓日間協議だったが雰囲気は全く異なっていた。韓国産業通商資源部と日本経済産業省間の協議のことだ。今年7月に東京で開かれた韓日実務協議と、16日に東京で開かれた両国局長級対話の雰囲気の違いを比較してみたい。

もちろん会議室の雰囲気が変わったからといって韓日関係の急激な緊張緩和を期待するには無理がある。しかし、形式を重視する日本の特性上、首脳会談まであと10日も残っていない状態でこのような変化を見せたことは意味がないわけではないとの分析が出ている。

(1)ホコリだらけの倉庫vs準備が行き届いた会議室


7月、日本経済産業省は韓国側代表団を1031号会議室に呼んだ。言葉こそ会議室だったが、部屋の一角には予備の椅子が積み重なっていて、床には黒いホコリが溜まっていた。日本は「会議」という表現も拒否して「説明会」という言葉に固執した。日本側の立場を韓国側に一方的に説明するというニュアンスだった。「説明会」という会議名称も、ホワイトボードにA4用紙でプリントした紙を軽くとめておいた程度だった。

経済産業省関係者は当時、韓国記者団に対して「一般的な会議室」という説明をしたが「おもてなし(客を歓待する)」精神を全面に掲げて東京オリンピック(五輪)を誘致した日本の態度とは違いが明確だった。

今回は違った。局長級に会議の格が上がった関係もあるが、外交上の儀典のふさわしい会議室が準備された。名称も「特別会議室」だ。両者が向かい合って座る机と椅子が準備されており、床にはホコリも、積み重ねられたプラスチックの椅子もなかった。コーヒーなど飲料も準備された。両者外交の基本はおさえていたといえる。

(2)座ったまま無口vs立ったまま待機、「グッドモーニング」

7月の会議で日本側は韓国代表団を冷遇する姿を意図的に演出した。自分たちに会いにわざわざ出張して客が約束場所に入ってきたのに日本側代表団は静かに座っていた。あいさつもなかった。韓国代表団が席に座っても正面を凝視するだけで微動だにしなかった。鼻白んだ韓国代表団も黙黙と席に座って正面を凝視した。

今回は180度違った。日本側の出席者である飯田陽一・経済産業省貿易管理部長ら8人は会議開始前に会議室の出入り口の前に立って韓国側代表団を待った。韓国側の李浩鉉(イ・ホヒョン)産業通商資源部貿易政策局長ら8人が入ると握手を交わして軽い笑顔も交換した。「グッドモーニング」という挨拶も行き来した。双方同数の8人の代表団は互いの職級と担当業務に従って向かい合って座った。外交儀典上の欠礼はなかったことになる。

(3)「韓国政府、日本を理解できなかった」vs今度は?

7月の会議は5時間50分の間行われた。双方の緊張感もきっ抗していたという。会議後、日本側は会議が長くなった理由を尋ねる自国記者団に「(韓国政府が日本政府措置に対する)理解が進まなかったものとみている」と話した。韓国が日本の措置を理解できなかったために遅れたという一方的説明だった。今回の会議の結果が注目される。



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