現代重工業が欧州最大の石油企業ロイヤル・ダッチ・シェルから大規模液化天然ガス(LNG)運搬船を事実上受注した。今回の受注で現代重工業とサムスン重工業、大宇造船海洋の韓国造船大手3社の今年のLNG運搬船受注実績は昨年に続き2年連続で50隻を上回ることになる。造船大手3社がLNG運搬船を前面に出し今年の受注目標を達成できるか注目される。
◇昨年より速いペースの受注
6日の業界と外信などによると、現代重工業は先月ロイヤル・ダッチ・シェルと最大8隻のLNG運搬船建造意向書(LOI)を締結した。現代重工業は船舶仕様と価格、引き渡し時期など詳しい内容を明らかにしていないが、造船業界では受注を既定事実化している。業界関係者は「LOIは本契約を控えた受注の最終段階。細部事項の調整だけ終わらせれば建造契約を締結するだろう」と話した。韓国の造船大手3社が主に建造する17万4000立方メートル級LNG運搬船の新造船価格は1隻当たり1億9000万ドル水準だ。現代重工業は一気に最大15億2000万ドルの受注実績を達成すると予想される。
これで現代重工業はLOIを含め今年LNG運搬船を24隻受注することになる。サムスン重工業はLOI含め18隻、大宇造船海洋は9隻で、合わせると今年に入り先月までに造船大手3社のLNG運搬船受注件数は51隻に達する。受注ペースも昨年より速い。昨年は12月になって50隻を突破し年間66隻のLNG運搬船を受注した。
高付加価値船舶であるLNG運搬船市場で造船大手3社は頭角を現わしている。クラークソンリサーチの集計によると、7-9月期までに建造契約が締結されたLNG運搬船35隻のうち32隻を韓国の造船大手3社が受注した。残り3隻のうち1隻もロシアの造船所がサムスン重工業に依頼して技術協約を結んだ。業界関係者は「技術力が不足するロシア企業がサムスン重工業に建造全体を任せる可能性もある」と話した。
◇カタールとモザンビークの発注がカギ
LNG運搬船を一気に受注したにもかかわらず、業界では「造船大手3社が今年の受注目標を達成するのは難しいだろう」という懸念もある。一般的に年初と年末に受注が増加する業界の特性上、下半期になるほど目標受注額を達成する可能性が高くなるが今年は以前と雰囲気が異なる。世界的な景気低迷と米中貿易紛争の余波で世界の船舶発注量が昨年より減っている。7-9月期までの累積船舶発注量は1539万CGT(標準貨物船換算トン数)で昨年の2696万CGTの半分にとどまった。
造船大手3社は年末ごろに予定されたカタールとモザンビークの大型LNGプロジェクトに期待をかけている。1月に韓国を訪問したカタールのタミム首長はLNG運搬船60隻新規発注に韓国を優先検討するという意向を明らかにすることもした。来年上半期に発注が始まるという見通しも出ている。一部では「LNG運搬船運営船会社の契約は来年にする予定だが造船会社の契約は今年を超えないだろう」という分析も出ている。
モザンビークのプロジェクトは予定通りに進められる見通しだ。米国石油化学企業エクソンモービルのプロジェクトは延期されたがフランスの石油会社トータルが推進するアナダコLNGプロジェクトは最近最大16隻のLNG運搬船の用船に向け入札書類を発送した。一般的に用船が推進されると船舶発注が後に続く。LNG運搬船建造技術力と経験が豊富な韓国造船大手3社の受注可能性が高いという観測が出ている。
◇昨年より速いペースの受注
6日の業界と外信などによると、現代重工業は先月ロイヤル・ダッチ・シェルと最大8隻のLNG運搬船建造意向書(LOI)を締結した。現代重工業は船舶仕様と価格、引き渡し時期など詳しい内容を明らかにしていないが、造船業界では受注を既定事実化している。業界関係者は「LOIは本契約を控えた受注の最終段階。細部事項の調整だけ終わらせれば建造契約を締結するだろう」と話した。韓国の造船大手3社が主に建造する17万4000立方メートル級LNG運搬船の新造船価格は1隻当たり1億9000万ドル水準だ。現代重工業は一気に最大15億2000万ドルの受注実績を達成すると予想される。
これで現代重工業はLOIを含め今年LNG運搬船を24隻受注することになる。サムスン重工業はLOI含め18隻、大宇造船海洋は9隻で、合わせると今年に入り先月までに造船大手3社のLNG運搬船受注件数は51隻に達する。受注ペースも昨年より速い。昨年は12月になって50隻を突破し年間66隻のLNG運搬船を受注した。
高付加価値船舶であるLNG運搬船市場で造船大手3社は頭角を現わしている。クラークソンリサーチの集計によると、7-9月期までに建造契約が締結されたLNG運搬船35隻のうち32隻を韓国の造船大手3社が受注した。残り3隻のうち1隻もロシアの造船所がサムスン重工業に依頼して技術協約を結んだ。業界関係者は「技術力が不足するロシア企業がサムスン重工業に建造全体を任せる可能性もある」と話した。
◇カタールとモザンビークの発注がカギ
LNG運搬船を一気に受注したにもかかわらず、業界では「造船大手3社が今年の受注目標を達成するのは難しいだろう」という懸念もある。一般的に年初と年末に受注が増加する業界の特性上、下半期になるほど目標受注額を達成する可能性が高くなるが今年は以前と雰囲気が異なる。世界的な景気低迷と米中貿易紛争の余波で世界の船舶発注量が昨年より減っている。7-9月期までの累積船舶発注量は1539万CGT(標準貨物船換算トン数)で昨年の2696万CGTの半分にとどまった。
造船大手3社は年末ごろに予定されたカタールとモザンビークの大型LNGプロジェクトに期待をかけている。1月に韓国を訪問したカタールのタミム首長はLNG運搬船60隻新規発注に韓国を優先検討するという意向を明らかにすることもした。来年上半期に発注が始まるという見通しも出ている。一部では「LNG運搬船運営船会社の契約は来年にする予定だが造船会社の契約は今年を超えないだろう」という分析も出ている。
モザンビークのプロジェクトは予定通りに進められる見通しだ。米国石油化学企業エクソンモービルのプロジェクトは延期されたがフランスの石油会社トータルが推進するアナダコLNGプロジェクトは最近最大16隻のLNG運搬船の用船に向け入札書類を発送した。一般的に用船が推進されると船舶発注が後に続く。LNG運搬船建造技術力と経験が豊富な韓国造船大手3社の受注可能性が高いという観測が出ている。
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