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妹が先に乗った…金正恩委員長の「南朝鮮体験」筆頭候補はKTX(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
雰囲気が尋常でない。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長のソウル答礼訪問に関する文在寅(ムン・ジェイン)大統領の言葉が前例なく具体的だ。「可能性は開かれている」と言葉を控えながらも、警護・儀典のための交通統制に国民が協力すべきという注文を出している。秒読み段階に入ったという話も出ている。南北関係と北朝鮮非核化は小康状態だが、答礼訪問に対する文在寅政権の集中力は高まっているようだ。ソウル訪問イベントが韓半島(朝鮮半島)情勢に追い風をもたらす期待だ。しかし難しい状況はあちこちに存在する。金正恩委員長が約束した年内ソウル答礼訪問のためにまず解決すべき課題を点検した。

今年9月の平壌(ピョンヤン)共同宣言には、金正恩委員長のソウル答礼訪問の約束が盛り込まれた。最後の第6項に「金正恩委員長は文在寅大統領の招請で早期にソウルを訪問することにした」という部分だ。文大統領は宣言発表当時、「早期とは特別な事情がなければ『年内』という意味を込めている」と説明した。現在のところソウル訪問を延期したり取り消したりする「特別な事情」は探しにくい。南北共同で北朝鮮鉄道などに対する実態調査が進行中であり、非武装地帯の監視哨所(GP)撤収、道路の連結など軍事緊張緩和措置も次々と続く。米朝高官級会談が延期され、米国の対北朝鮮制裁持続意志が再確認される局面だが、雰囲気が変わるほどではないということだ。

首脳間の会談に関しては論理的推論や予測が容易でない。最高指導者の意志による部分が大きいからだ。絶対権力を握った北朝鮮は場合はなおさらそうだ。文在寅大統領が「年内に答礼訪問をするかどうかは金委員長の決断にかかっている」(1日のG20首脳会議期間中の懇談会)と述べたのもこのためだ。平壌首脳会談を現場で眺めた韓国側の民間特別随行員らは、金正恩委員長の意中が表れているいくつかの発言内容を伝えた。放送カメラでは撮影されていない非公開発言だ。ソウル答礼訪問を共同宣言に明記したことに関し、金正恩委員長は「文大統領があまりにも言うので行くと言ったが、我々はすべて反対」と切り出した後、結局は「行く」と話したという。労働党と軍部の幹部が金正恩委員長のソウル行きに反対している中でも訪問を決めたということだ。


ソウル答礼訪問に関連して注目されるのは、金正恩委員長が韓国訪問を積極的に希望する雰囲気が感知されている点だ。平壌首脳会談当時、いわゆる「太極旗部隊」(保守派の団体やデモ隊)の反対の動きが提起されると、金委員長は「それは気にしない」と答えたという。妹であり最側近の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長を2月に平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)に電撃派遣したことからも金正恩委員長の関心がうかがわれる。北朝鮮は「南朝鮮=敵区」という認識を持っている。このように危険と見なす地域に血縁を送ったということは、それだけ韓国に対する関心が大きいという意味だ。韓国の実情を把握してありのままに報告しろという意味もあるようだ。金正恩委員長が好む情報だけを伝えようとする幹部とは違い、金与正副部長は自身の体験内容をそのまま伝える「南朝鮮リポート」を提出したという。

その中で金正恩委員長が超高速列車KTX(Korea Train Express)に特に関心を見せたというのは興味深い。匿名を求めた首脳会談特別随行員は「金正恩委員長がKTXに乗ることを望んでいるという話を北側関係者から聞いた」と話した。金与正副部長はソウル-平昌の間をKTXで行き来しながら特使としての日程を進めた。妹から韓国のKTXに関する報告を受けた金委員長は「どんな技術が導入・適用され、1キロ区間の工事費がどれほどかかるかなど関連情報を細かく確認してほしい」と指示したことが把握された。金委員長は2015年6月に平壌順安(スンアン)空港改築現場を訪問した当時、「平壌と空港の間に高速鉄道を建設するのがよい」と述べた。政府当局者は「10代でスイスに留学し、高速鉄道のTGVに乗ってパリなどを観光した経験が作用しているようだ」と分析した。



妹が先に乗った…金正恩委員長の「南朝鮮体験」筆頭候補はKTX(2)


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