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韓国名門大学の講師「慰安婦おばあさん、被害を誇張」…論争に

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国名門大学、延世(ヨンセ)大学の講師が授業中に日本軍慰安婦被害者が被害を誇張したという趣旨の発言をして問題になっている。

平和ナビネットワーク延世大学支部(以下、連帯ナビ)は、先月4日、仁川(インチョン)松島(ソンド)国際キャンパスの作文授業で、S講師が「朝鮮の当時の人口は2000万人だったが、日本軍性奴隷制の被害者が20万人というのは話にならない」とし「おばあさんの証言だけの状況だが、人は誰でも自分が経験した被害を誇張する。おばあさんも例外でない」と話していたと1日、明らかにした。

S講師はこの授業で「映画『アイ・キャン・スピーク』のモデルになった〔李容洙(イ・ヨンス)〕おばあさんは、証言のたびに連れて行かれた年齢と状況が変わる」「(慰安婦)被害者を管理する人が暴行を放っておくわけがなく、日本軍人も時代の被害者」「おばあさんが連れて行かれた年齢は少なくとも16歳以上で、13歳以下はいなかった」という話もしたと受講生が連帯ナビ側に情報提供した。


連帯ナビは受講生の情報提供を通じて発言を確認したとし、S講師の謝罪を要求する大字報(大学壁新聞)をキャンパスに張り出した。

問題が公論化されると、S講師は先月25日の授業時間に印刷物を配布し、自身の発言は単なる一つの見解にすぎなかったと主張した。S講師は「非公式的な討論であるほど、いかなる発言も受容されるべき」とし、自身の発言が連帯ナビを通じて公開されたことに対して遺憾を表した。

S講師は印刷物で「討論で差別や名誉毀損などに関連した発言が出てくれば、その場で指摘して謝罪を要求することができる。受け入れられなければ討論資格を剥奪するなどの方法で解決することができる」とし「これを外部の力で解決しようとするのは討論に参加した人々の権利を侵害するか、自ら放棄したものと言える」と主張した。

S講師のこのような行動に対して、連帯ナビは「授業の中では教授と学生という位階が存在する。討論授業だからと言って、教授の発言が学生の発言と同じ重さを持つただの一つの見解だと主張するのは、教授として責任を回避する態度」とし「(S講師の主張は)今後、授業を聞き続けなければならない情報提供者などに罪悪感と負担感を負わせる行為」と指摘した。

現在、大学側はS講師に該当の事件に関する経緯について説明を聞くなど事実関係を把握中であることが分かった。



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