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日帝残滓の名称「校監」、「副校長」に変更なるか=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
日帝強占期が終わったあとも数十年以上にわたって小中高校で使われてきた「校監」という名称が「副校長」に変更される可能性が高い。名称を変えようという法案が先月発議されたが、教員団体が歓迎して法案通過を求めている。「校監」という名称が日帝の残滓であるうえに「学校を監督する職」という権威主義的な認識を与えるという理由からだ。

韓国最大の教員団体である韓国教員団体総連合会(教総)は、22日に出した声明で「校監という名称を副校長に変更しようとの趣旨の初中等教育法改正案が発議されたことを歓迎し、法案が必ず通過するよう求める」と明らかにした。

この法案は先月31日に発議された。李恩宰(イ・ウンジェ)・尹永碩(ユン・ヨンソク)・金碩基(キム・ソッキ)・林利子(イム・イジャ)・崔教一(チェ・ギョイル)・李明洙(イ・ミョンス)・李鍾培(イ・ジョンべ)・尹漢洪(ユン・ハンホン)・金学容(キム・ハギョン)・朴成重(パク・ソンジュン)・廉東烈(ヨム・ドンヨル)議員ら自由韓国党議員11人が発議した。


11人は法案改正の必要性として「現行法では校監が校長を補佐し、やむをえない場合は校長の職務を代行するよう規定しているが、校監という名称ではそのような地位が明確に表れない。また、校監という名称が日本式表現の残滓という指摘がある以上、これを正したいと思う」と明らかにしながら小中等教育法上で校監という名称を副校長に変えることを提案した。

小中等教育法では、第20条の教職員の任務で「校監は校長を補佐し、教務を管理し、児童生徒を教育し、校長がやむをえない理由で職務を実行できない場合は校長の職務を代行する」と規定している。

教総は「校監が校長に劣らないほど多くの仕事や校長職務を代行するなど校長に次ぐ学校経営責任者としての職務を担当しているにもかかわらず、単に学校業務を管理・監督する職責として狭く解釈されている」と指摘した。

校監という名称を副校長に変更しようとの趣旨の法案発議は今回が初めてではない。第19代国会でも議員立法で発議されて与野党から肯定的な反応が多かった。だが、通過議論が遅れて自動廃棄となっていた。



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