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<南北首脳会談>「両首脳の対面に胸が熱く…」 市民が歓呼・拍手

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

27日、ソウル駅待合室2階で南北両首脳が握手する場面を見つめる市民。

27日午前9時20分ごろ、ソウル駅1階の待合室のテレビの前には数十人の市民が集まっていた。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の会談を10分後に控えた時点だった。市民の視線はテレビの生中継に向かっていた。市民は真剣な表情で画面を見つめていた。

午前9時28分ごろ、金正恩委員長が姿を現した。市民の間では小さな嘆声があった。通行していた市民はしばらく足を止めてテレビの方に近づいた。待合室にあったテレビ3台の前には100人以上の市民がいた。29分。両首脳が手を握り合った。「わあ」という声が聞こえた。拍手をする市民もいた。携帯電話を取り出して生中継の画面を撮る人もいた。

都心のあちこちで両首脳が会う場面を見守った市民は南北首脳会談に対する期待と興奮を隠さなかった。孫と釜山(プサン)に行くためにソウル駅に来たというキム・ボファンさん(58、女性)は「両首脳の対面を見て感慨無量で拍手をした。この会談が南北を自由に行き来できる平和統一の開始になればいい」と話した。


ソウル駅で会った会社員のチェ・ジョンミさん(42、女性)は「生中継を見ながら胸が熱くなった」とし「11年前の首脳会談とは違い、今回は中立地域の板門店(パンムンジョム)で会った。会談も片方に傾かず中立的に行われ、良い成果が出てきそうだ」と語った。

ソウル高速バスターミナルにいた市民も期待を抱いていた。高速バスの運転手キム・ドクジュさん(49)は「感慨深い。感動的だ。みんなが同じ気持ちではないかと思う。午前9時50分に全州(チョンジュ)行きのバスを出発させるが、乗客も見ることができるようにバスの中のテレビも首脳会談の生中継に合わせている」と話した。

外国人も関心を向けた。ソウル駅で会ったマレイリーさん(25、ペルー)は「首脳会談の生中継を見て驚いて、大変な日だと思った」とし「先週旅行に来る時、親や友人が戦争が起こるかもしれないところだといって引き止められたが、今回の首脳会談のおかげで親の心配も軽減すると思う」と語った。韓国に18年間暮らしているという豪州出身の外国人(49)は「今回の会談ですぐに統一に向かうとは思わないが、韓半島の平和のための重要な段階だ。今回の会談のタイミングは悪くないようだ」と話した。

しかし会談の結果を心配する市民もいた。清州(チョンジュ)に住むユン・ウンジュンさん(64)は「期待が半分、心配が半分。今回『非核化』に合意するとしても、果たして合意が守られるのか疑わしい。言葉だけの合意と平和にならないか心配」とし「今回の合意に問題が生じれば国内の保守・進歩の理念対立が深まりそうだ」と話した。



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