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北、75日ぶりミサイル挑発…韓国軍は6分後にミサイル発射訓練で対抗

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮が29日午前3時17分ごろ平安南道平城(ピョンソン)付近から東に弾道ミサイルを発射したと、韓国合同参謀本部が明らかにした。ミサイル関連の細部事項については韓米当局が分析中だという。9月15日に中距離弾道ミサイル(IRBM)「火星12」を発射して以来およそ2カ月ぶりだ。北朝鮮は29日の発射を含めて今年、計15回・20発のミサイルを発射した。

日本政府は北朝鮮のミサイルが自国の排他的経済水域(EEZ)に落ちたと明らかにした。情報当局者は「北朝鮮がミサイル発射を準備中という状況は数日前から感知されていた。28日は北朝鮮上空の天候が良くなかったため発射を見送り、天候が良くなるとすぐに発射したとみられる」と伝えた。

北朝鮮国営メディアは前日の28日、金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が平安南道順川(スンチョン)で最近竣工したナマズ工場(養魚場)を視察したと報じた。金正恩委員長は9月以降すべての公開活動を民生に充てているという点を強調したのだ。一種の「声東撃西」(東に声して西を撃つ)というのが情報当局の分析だ。


最近ミサイル発射の動きが感知され、韓日米情報当局は集中監視に入っていた。政府消息筋は「通常のミサイル発射前と同じ兆候が最近、北で感知され、あらゆる可能性を開いて対北ミサイル監視態勢を強化している」と伝えた。米国が北朝鮮をテロ支援国に再指定したことに対して挑発で対抗するという予想があったが、実際に北朝鮮は27日、発射ミサイルの軌跡を追跡するレーダーを稼働し、ミサイル基地で通信活動が急増するなどの異常兆候を見せた。

日本政府は北朝鮮の弾道ミサイル発射準備とみられる電波信号を捕捉し、警戒を強化していると、共同通信が伝えた。米国防総省のマニング報道官も27日(現地時間)の定例記者会見で、北朝鮮のミサイル発射の可能性を「持続的に注視している」と明らかにした。

北朝鮮の29日のミサイル発射を受け、米国-北朝鮮の水面下接触は全面中断し、韓半島(朝鮮半島)は新たな緊張局面を迎える見込みだ。

韓国合同参謀本部は午前3時23分ごろ東海上でミサイル発射訓練を実施したと明らかにした。敵の挑発の原点である平安南道平城までの距離を勘案した地上・海上・空中ミサイル合同精密打撃訓練というのが合同参謀本部の説明だ。

北朝鮮が7月4日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)級「火星14」を発射した当時、韓米は翌日の7月5日にミサイル打撃訓練をして対抗した。



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