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【コラム】安倍首相の「お友達」、文在寅の「不偏不党」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
安倍晋三首相の人事スタイルは「お友達内閣」という言葉に表れている。2006年の第1次安倍内閣当時から安倍首相は終始一貫していた。側近、政治的同志と友達、理念指向が同じ「確信犯」を要職に配置した。2006年には政権を支える官房長官と自民党政調会長に友達を座らせ、側近の議員5人を首相補佐官にした。集団的自衛権問題のように国民の関心とはかけ離れた、自分たちのイシューに没頭した「自分たちだけのリーグ」は、各種スキャンダルと選挙の敗北で1年ぶりに閉鎖した。

現在の第2次安倍内閣も状況は似ている。先日の東京都議会選挙の惨敗で安倍首相がグロッキー状態に追い込まれるのには側近の雑音があった。安倍首相が「女性首相の器」として防衛相に任命した「「女安倍」稲田朋美は各種の失言と非難のために「安倍の爆弾」に転落した。別のお友達は私学財団獣医学部新設特恵問題などで物議をかもした。安倍首相も妙案がなかった。結局、今月初めの内閣改造で、これまで自分に批判的だった女性政治家の野田聖子元総務会長を総務相に起用した。自分の人事スタイルを希釈するふりをするしかなかったのだ。

韓国では文在寅(ムン・ジェイン)大統領の就任100日記者会見の発言が論議を呼んでいる。「歴代政権のうち最も均衡人事・不偏不党人事だと前向きな評価を国民がしている」「大統領と国政哲学が同じ人たちで政府を構成するのはあまりにも当然のこと」などの発言だ。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で初代青瓦台(チョンワデ、大統領府)政務首席秘書官を務めた柳寅泰(ユ・インテ)元議員はメディアのインタビューで、文大統領の「均衡・不偏不党人事」発言を「自画自賛」と批判した。柳元議員は「すでに非常に傲慢な面が表れている。どの国民が人事をそのように認めているのか」とし「もっと謙虚な姿勢で『未熟な面があった。国民の目から見て不足していた』と話せば説得力があったはず」と語った。


実際、政府に批判的な国民の間では「文大統領の支持率が100%に近い湖南(ホナム、全羅道)地域出身者を多数登用するのが不偏不党か」「官僚出身を除いた高位職は盧武鉉政権出身か、選挙で助けた人や進歩市民団体出身」という不満が出ている。陸軍中将だった金熙相(キム・ヒサン)国防補佐官、潘基文(パン・ギムン)外交補佐官など実力がある保守性向の人たちにも青瓦台の扉を開いた盧武鉉政権より「理念の不偏不党」が後退したという指摘もある。釜山地域の元薬剤師で2012年の大統領選挙当時から文大統領を支援してきたという食品医薬品安全処長、殺虫剤卵問題を通じて彼の実力と態度に接してみると、安倍首相式のお友達人選の弊害が韓国を襲わないか急に怖くなった。

ソ・スンウク/国際部次長



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