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【時論】米中首脳会談後の韓国の選択は?(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
トランプ米大統領と彼の外交・安保参謀は大統領選挙中だった昨年11月以降、北朝鮮に対してあらゆる強硬発言を続けてきた。代表的な修辞(rhetoric)が「北朝鮮に対する戦略的忍耐は終わった」「北朝鮮にいうべき言葉はすべて話した」「テーブルの上にあらゆるオプションがある」だった。「あらゆるオプション」の一番上に北朝鮮の核・ミサイル施設に対する先制攻撃がある。

北朝鮮に対する警告は言葉で終わらなかった。韓米連合キー・リゾルブとトクスリ軍事演習の前後に最新鋭戦闘機と空母を韓半島(朝鮮半島)に展開した。

トランプ大統領と中国の習近平国家主席が会ったのもこうした不安な雰囲気でだ。北朝鮮の核・ミサイル問題でトランプ大統領が最もよく話したことは「中国が北朝鮮を十分に牽制していない」「中国がしなければ米国がする」というものだった。このためこの会談は世界の注目を浴び、特に韓国は両首脳が北朝鮮問題でいかなる合意を出すかに注目した。


結果は、噂の祭りに食べるものはないというものだった。トランプ大統領は習近平主席をフロリダの別荘に呼び、地中海の米海軍駆逐艦「ロス」にシリア空軍基地攻撃命令を出した。59発の巡航ミサイルが発射された。それは民間人を相手に化学武器を使用したシリアのアサド政権に対する報復攻撃だったが、中国と北朝鮮に対する警告を兼ねるものだった。

トランプ大統領-習近平主席の会談は共同記者会見も共同声明もなく、薄い内容で終わった。双方が北朝鮮問題をどれほど深く具体的に議論したかは伝えられていない。北核不用と北朝鮮強力制裁の従来の原則だけを確認した。

トランプ大統領は準備なく習近平主席に会った。首脳会談が終わった後、ティラーソン国務長官がテレビのインタビューで米国と中国の目標は北朝鮮の政権交代でなく「韓半島非核化」と述べたのがその証拠だ。北朝鮮非核化でなく韓半島非核化は北朝鮮と中国の立場だ。トランプ大統領とティラーソン長官はリンゴとオレンジも区別できない無知を表した。

北朝鮮の大量破壊兵器に対する米国と中国の立場は明らかだ。米国は北朝鮮が米国本土を攻撃する大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発を容認しない。米国の立場では、北朝鮮がICBMの最後に残った核心技術である大気圏進入試験に成功することは限界線(red linee)を越えることだ。その場合、トランプ政権は先制打撃や予防打撃を真剣に検討するだろう。米国の大半の軍事安保専門家が話すように先制打撃は第2の韓国戦争(朝鮮戦争)を意味する。韓国の次期政権は米国の対北朝鮮先制打撃を阻止したり、実際に北朝鮮による先制打撃の兆候が確実なら先制打撃を米国とともに決めなければいけない、容易でない挑戦に直面することになる。韓半島での戦争を米国単独で決めるように放っておくことはできない。

気性が激しく即興的なトランプ大統領は通商と為替問題をテコにして習近平主席に北朝鮮牽制の圧力を加えたが、老獪な習近平主席は中国の従来の原則を防御して北朝鮮牽制に対する確実な約束はしなかった。したがって問題は今からだ。米国が韓半島に最強の戦略資産を展開し、国務長官と副大統領のような人的資産を動員しても、金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長は全く自制する気配がない。ICBMにつながる中距離弾道ミサイル発射に成功し、6回目の核実験まで強行すれば、トランプ大統領はいかなるレベル、いかなる種類であれ行動をとらなければ米国の拡張抑止力に対する信頼が揺らぐ。韓国は先制攻撃に対する立場を確実にしておく必要がある。



【時論】米中首脳会談後の韓国の選択は?(2)

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