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【社説】殺人未遂の中国漁船には手加減のない対処を=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中国漁船が7日に西海(ソヘ、黄海)で、違法操業を取り締まり中だった海警の4.5トン級の高速ボートに連続で体当たりして沈没させた。違法操業をする中国漁船の暴力抵抗は一回や二回のことではなく、今回は取り締まり船に故意にぶつかり、完全に転覆させるために「確認衝突」もしたという点で深刻だ。次元が違う重大な海上犯罪だ。

中国漁船が大韓民国政府の資産である高速ボートを攻撃して海に沈めたのも問題だが、より重大なのは法を執行した海警隊員の命まで狙ったという点だ。中国漁船は海に落ちた隊員を救出するために接近した別の海警船舶までも威嚇したという。2011年に発生した特攻隊員死亡事件のような不幸なことがいつ再発してもおかしくない状況だった。

中部海警本部長は事件直後に駐韓中国大使館の関係者を呼び、中国の違法操業漁船に対する強力な処罰と再発防止対策を求めた。海警側は「今回の事件は殺人未遂のような行為」とし「今後は自制していた武器対応など極端な措置を取る」と警告した。当然の措置であり最小限の正当防衛だ。これ以上、違法中国漁船に対して手加減することはできない。中国当局は韓国海警が犯罪を犯した船の名前を特定して通知しただけに、直ちに犯罪者を捕まえて殺人未遂に準じて強力に処罰するべきだ。少なくとも我々が納得できるレベルで処罰するのが、隣接国の海警の命を狙ったことに対する最小限の礼儀となるはずだ。


今後も我々の公権力に対する中国違法漁船の明白な挑戦は続くと予想される。実質的な取り締まり強化のために海警の武装・装備のレベルから高める必要がある。抑止力を高めてこそ違法行為を阻止できる。外交的な努力も続けなければいけない。高官級外交レベルでより強く中国を説得し、自らの取り締まり強化を引き出すべきだ。

中国側と合同取り締まりや情報交流も模索することも求められる。中国はこれ以上、海上犯罪の深刻性に背を向けてはいけない。中国漁船の違法操業と海上暴力が中国政府が熱心に築いてきた国家イメージと名誉を傷つけていることを知るべきだ。



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