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【社説】リオ五輪、南北を含めて大和合の場になるべき=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
120年のオリンピック(五輪)史上初めで南米で開催されるリオデジャネイロ五輪が今日、開会式とともに17日間の熱戦に入った。施設の不備、ジカ熱、一部の選手の不参加および薬物スキャンダルなどで、今大会は開幕前から問題が多かった。それでも206カ国から1万903人の選手が派遣され、過去最大の地球村の大祝祭が開かれることになった。4大会連続トップ10入りを狙う韓国も194人の選手を送り、金メダル狩りに入った。5日朝にはサッカー韓国五輪代表がフィジーを8-0で破り、勝利のニュースを伝えてきた。他の選手たちも最善を尽くして好成績を出すことを願う。

その間、五輪のような国際的スポーツ行事は単なるスポーツ競技以上の重大な役割をしてきた。1972年の米中国交正常化も1年前の名古屋世界卓球選手権大会で会った両国選手間の友情で始まった。このようにスポーツ交流は国家間の和解に大きな力を発揮したりもする。

北朝鮮も同じだ。91年の千葉世界卓球選手権大会では史上初の南北単一チームが感激の優勝を果たし、和解ムードに大きく寄与をした。


今大会には北朝鮮選手団30人が派遣されただけでなく、北朝鮮幹部の崔竜海(チェ・ヨンヘ)国務委員会副委員長も来た。崔副委員長は核問題などで自ら招いた北朝鮮の外交的孤立を打破するためにスポーツ外交をするという見方が多い。

北側の意図が何であれ、今大会を北朝鮮との不幸な対立状況を緩和する機会にするのも良い案だ。北朝鮮の核放棄に向けて圧力を加えるべき状況ではあるが、一方では民間交流を通じて絶えず対話と接触を継続しなければいけない。そうしてこそ北朝鮮の開放が実現し、北朝鮮住民も外部世界を正しく知ることになるだろう。

数日前には南北の射撃選手が菓子を分け合う場面が、昨日は体操選手同士が親しく写真を撮る場面が報道された。幸い、お互い気兼ねなく交わっているようだ。政治的な理念を離れてスポーツで大和合を成し遂げようというのが五輪の根本精神であることを忘れてはいけない。



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