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韓国写真作家「英国有名デザイナーが私の作品を盗用した」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

(上)韓国写真作家であるイ・ミョンホ氏の2013年作『木…#3』。(下)これを盗作して商品化したと訴訟された英国デザイナーのメアリー・カトランズ氏のTシャツ。(写真=イ・ミョンホ・スタジオ)

イ・ミョンホ慶一(キョンイル)大写真映像学科教授(41)は「写真-行為プロジェクト」で名が知られた写真作家だ。野原に立つ木の後ろに大型キャンパスを置いてその白い画面の上にイメージを浮かび上がらせる効果を得る『木』シリーズで有名だ。その独創性を認められ、2011年米国ロサンゼルス「ポール・ゲッティ美術館」をはじめ、欧州やロシアなどで展示会を開いているほか、英国ポップ歌手のエルトン・ジョンなどセレブや各国代表の美術館が所蔵する成果を上げた。

イ氏は18日に記者会見を行い、昨年10月に米国サンフランシスコ連邦地方裁判所に自身の『木』の写真のうち一点を盗作した疑いがある製品に対して訴訟を起こしたことを明らかにした。「著作権法と米国著作権法・商標法(Lanham Act)に基づく著作権侵害と不正競争に対する訴え」だ。ギリシャ出身の英国デザイナー、メアリー・カトランズ氏(33)がトートバッグとTシャツにイ氏が2013年に始華湖(シファホ)で撮影した『木…#3』を中心イメージに配置したという内容だ。現在は削除されているが、メアリー・カトランズ氏のホームページおよびオンラインショップに掲載されていた写真を確認してみると、イ氏の『木』との類似性が目につく。

イ氏の法律代理人に委任されたキム・ヒョンジュン国際弁護士は「作家の作品活動に支障をきたすほどの精神的被害と負担を与える盗作行為に対する法的保護のために今回の訴訟を行っている」と明らかにした。写真を含めた文化芸術分野の著作権関連の訴訟に関する韓国裁判所の判例が不足しているだけでなく、著作権者の権利を十分に保護することもできなかったため今回の事案を重要な先例として残したい、としている。


これまでスイス衣類会社や韓国企業などで盗作と盗用事例はあったが、そのまま何事もなかったかのように済んでしまっていたと明らかにしたイ氏は「繰り返される盗作行為を一度くらい白黒はっきりつけるべきだと考えて訴訟を起こした」と話した。現在、メアリー・カトランズ側は商品の販売を中止して妥協案を提示したが、キム弁護士は「合意や調整はない」と強調した。



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