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「恐ろしくも素晴らしい本」…韓国の女性小説家、米国でも衝撃波(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ニューヨーク・タイムズとフィナンシャルタイムズが韓国の小説家・漢江(ハン・ガン)の作品に相次いで光を当てた。詩的であり衝撃的だといった。フランスのノーベル文学賞受賞者ル・クレジオもいち早く漢江の小説を好評した。(写真=中央フォト)

「恐ろしくも素晴らしい本(This book is both terrifying and terrific)」(ニューヨーク・タイムズ、ベストセラー『運命と怒り』著者のLauren Groff)

「衝撃のために手で口をふさいで読まなければならない本」(オプラ・マガジン)

どんな本に対する賛辞だろう。今週、米国で出版される韓国の女性小説家・漢江(ハン・ガン、46)の連作小説『菜食主義者(英語名The Vegetarian)』にあふれた米国内の文学専門家たちの称賛だ。インターネット書店アマゾンの本の紹介コーナーに上がってきている。推薦レビュー件数と評価の高さで申京淑(シン・ギョンスク)の『ママをお願い(Please Look After Mom)』を凌駕する印象だ。


その称賛隊列にニューヨーク・タイムズも加勢した。3日付のニューヨーク版に載った「超現実主義に根ざした暴力的で官能的な小説」という題名の長い記事で、小説の内容や米国評壇の反応を詳しく伝えた。筆者は2014年にウォールストリートジャーナルからニューヨーク・タイムズへ席を移した出版産業担当記者アレクサンドラ・アルター氏だ。

それに先立ち、漢江の小説は英国の経済専門紙フィナンシャルタイムズ(FT)でもやはり大きく扱われた。先月英国で出版された彼女の別の長編小説『少年が来る(英語名Human Acts)』についての詳細なレビューを載せた。

わずか数日前に米国の文芸週刊誌『ニューヨーカー』は「韓国人たちはもともと自国の小説は読まないのにノーベル文学賞受賞だけを期待している」と指摘したが、文学性の優れた作品は一方で着実に照明が当たっている様子だ。

ニューヨーク・タイムズは『菜食主義者』が「カルト的な」国際的ベストセラーになったと評した。作家自ら「極端で奇異だという読者の反応が多かった」というほどだが、20カ国近くに版権が売れたと紹介した。映画になって2010年に米国の最大のインディーズ映画祭であるサンダンス・フィルムフェスティバルに出品された事実も伝えた。



「恐ろしくも素晴らしい本」…韓国の女性小説家、米国でも衝撃波(2)

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