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今週、韓日関係に続く峠(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
この1週間、韓日関係に影響を及ぼしかねない状況が相次ぎ、外交当局の緊張も続いている。

靖国神社爆発音事件の容疑者として韓国人のチョン氏(27)が日本の警察の取り調べを受けている中で12日には在横浜韓国総領事館に日本の嫌韓団体が汚物を投げ入れる事件が発生した。この日午前、公館後方の駐車場で発見された横約35センチ・縦約25センチ・高さ5センチの箱には表面には「靖国爆破に対する報復だ」などと書かれていた。嫌韓団体である「在特会(在日特権を許さない市民の会)」の名義だった。箱の中には乾燥した汚物が入っていた。

両国の外交当局はチョン氏の逮捕後、日本国内で反韓感情を助長しようとする一部勢力の突発的な行動を警戒してきたが、憂慮が現実になったのだ。政府は今回の事件が実際の韓国公館に害を加えるというよりは見せもの的な性格が濃いと見ているが、これによって韓国内で反日感情に火がつく可能性もあると心配している。外交部は日本国内の公館警戒を強化しながら韓国民に安全留意を求めた。


その上、靖国神社爆発音事件の捜査も尋常ではない流れ方だ。チョン氏が調査される過程で日本メディアは過度な身上情報と捜査状況を流して世論を刺激している。これに対し外交部が日本側に抗議するとすぐに日本政府の報道官である菅義偉官房長官は「政府が流したのではなくメディアが勝手に報道したこと」と正面から返した。

チョン氏が再犯行のために爆薬物質を持ち込んだという日本メディアの報道もあった。韓国の出国手続きが不十分だったという問題提起だった。これに対し金浦(キンポ)空港を管理・運営する韓国空港公社は「チョン氏が所持していたビニールバックに入っていた黒い粉を精密検索し、火薬成分の反応は全く出てこなかった」と反論した。いまだにチョン氏が真犯人なのか、それなら動機や事件の経緯がどうなるのか事件の転末も明らかになっていない状況で両国がことごとく正面対立している様子だ。



今週、韓日関係に続く峠(2)

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