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SNSに「自爆テロする」インドネシア人3人追放=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
先月中旬、イスラム極端主義武装組織「アルヌスラ戦線」に追従してきたインドネシア人が検挙・拘束されたのに続き、同調者3人が追加で検挙され、追放されたことが明らかになった。これでイスラムテロ団体に追従し、国内で摘発されたインドネシア人は計4人となった。情報当局は「最初に逮捕された主犯Aは拘束し、同調者と把握された3人は強制退去(追放)した」と明らかにした。

国家情報院などによると、国家情報院と警察は1日、慶尚北道慶州(キョンジュ)でインドネシア人B(32)を出入国管理法違反容疑で逮捕した。国家情報院の関係者は「Bがフェイスブックで自爆テロとジハード(イスラム拡大・防衛のための戦争)加担意思を明らかにした」と述べた。特にBは「イスラム戦士後援用」通帳まで開設して募金をし、宿舎にジハードの旗を隠してきたことが調査で分かった。

これに先立ち警察は先月18日、忠清南道牙山(アサン)にいたインドネシア人A(33)を逮捕した。Aはソーシャルネットワークサービス(SNS)に「2016年にシリア内戦に参戦して殉教する」というコメントを残し、自宅からジハードの旗と模擬銃器、軍用刀剣などが発見された。2007年に偽造旅券で入国したAは他人名義のキャッシュカードと通帳を使用してきた。フェイスブックには北漢山(プッカンサン)で撮ったイスラム極端主義武装団体の旗を広げた写真と、景福宮(キョンボックン)で組織の象徴が入った帽子をかぶって撮った写真を載せたりもした。警察は「銃砲・刀剣類等取締法」違反容疑などを適用し、Aを拘束した。


警察は同月24日、Aの知人のインドネシア人C(33)ら2人を出入国管理法違反容疑で逮捕した。Cは警察の調査でAとともにテロ団体を支持したことを自白したという。普段から「米国・ロシアなどと戦って死ぬ」と言及してきたことが分かった。Cとともに逮捕されたインドネシア人はただの追従者であることが明らかになった。

国家情報院は「アルヌスラは2001年に米同時多発テロを起こしたアルカイダのシリア支部」と説明した。アルヌスラは2012年1月、イスラム国(IS)の指導者アルバグダディの指示で設立され、組織員は約1万人と推定される。2013年以降は独立路線を歩み、シリアのアルアサド政権に対抗する反乱軍活動とテロを行い、2014年に国際テロ団体に指定された。

先月18日に李炳浩(イ・ビョンホ)国家情報院長は国会情報委員会に出席し、「2010年以降、国際テロ組織に関与したりテロ危険人物に指定された国内滞留外国人48人を摘発し、強制出国させた」と報告した。このうちインドネシア人1人は強制追放された後、ISで活動し、5月にシリアで襲撃を受けて死亡したという。このインドネシア人は大邱(テグ)のある工業団地で2年ほど勤務し、死亡当時の所持品からは大邱地域の交通カードや大邱の中小企業の社員証が発見されたと、国家情報院は把握した。

こうしたテロ追従勢力の韓国入国が相次いで明らかになったが、現行法上、SNSを通じてテロ団体を公開支持し、このために募金をしたとしても、追放のほかに処罰する方法がない。今回も私文書偽造と不法刀剣類所持容疑で拘束されたAを除いた残り3人を強制退去するラインで終えるしかなかった理由だ。こうした事情のため、背後勢力の追跡など追加の捜査が容易ではない。対テロ専門家は「テロ防止法案の立法の必要性を見せる事例だ」と述べた。



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