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朴大統領、野党に視線固定「政争の対象ではない」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
朴槿恵(パク・クネ)大統領は27日の国会施政演説の途中、歴史教科書の部分まで来ると突然声のトーンを高めた。「歴史教育を正常化させるのはわれわれ世代の使命です。歴史を正すことは政争の対象にはなれず、なってもならないことです」という部分でだ。

「歴史」「正常化」「政争」などの単語ひとつひとつを力説し大きな手ぶりも見せた。視線は野党の議席に固定した。表情は確固とし決然としていた。歴史教科書国定化に強く反対する野党議員の前で朴槿恵式の正面勝負をかけた場面だった。新政治民主連合の田炳憲(チョン・ビョンホン)最高委員は演説が終わった後、「大統領が国定化について話す時の目つきはまるでレーザー光線を撃つようだったと話す議員もいた」と話した。

こうした朴大統領に新政治連合の議員は「民生優先」「国定教科書反対」と書かれたA4用紙を本会議場の議席のモニター背面に貼り付けるデモを行って対抗した。李仁栄(イ・インヨン)、禹元植(ウ・ウォンシク)、林秀卿(イム・スギョン)議員らは歴史教科書を机の上に広げて敷いた。朴大統領が本会議場に入る前に鄭義和(チョン・ウィファ)国会議長は新政治連合の議席に向け「国会の品格を守ってほしい。印刷物を撤去してほしい」と要求したが野党は受け入れなかった。「議長の話を聞け。恥さらしはやめてすぐにはがせ」(金聖太)という与党議員と「民生優先の何が誤りか」(徐瑛教)という野党議員がやりあう声が本会議場に響き渡った。シム・サンジョン代表をはじめとする正義党所属議員4人は最初から会議に参加せず本会議場前で「国定化撤回」を要求するピケデモをした。


朴大統領の演説中の与野党議席の雰囲気も両極端だった。与党セヌリ党の議員は入場と退場を含め朴大統領の演説時間40分余りの間56回の拍手を送った。野党は朴大統領が入場する時に起立したりはしたが1度も拍手しなかった。演説途中に裴在禎(ペ・ジェジョン)議員を筆頭に、南仁順(ナム・インスン)、朴映宣(パク・ヨンソン)、殷秀美(ウン・スミ)、兪銀恵(ユ・ウンヘ)議員ら女性議員がぞろぞろと本会議場を抜け出たりもした。



朴大統領、野党に視線固定「政争の対象ではない」(2)

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