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重要な会話時はスマホをオフにする韓国の議員・公職者たち(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
国会情報委員会の委員を経験したある国会議員はこの頃、会話する時にはスマートフォンの電源を消す。この議員は「ハッキングプログラムで会話内容が録音される恐れがあり、位置追跡も可能だから」と話した。6カ月前まで2Gフォルダフォン(折りたたみ式携帯電話)を使っていた彼は、今はスマートフォンを2台持っている。それでも重要な会話はiPhoneの無料映像通話「フェイスタイム」でする。彼は「国内の基地局の代わりに衛星で海外を経るので、検察が家宅捜索をしても出てこない特性がある」と説明した。

国家情報院のハッキングプログラム購入・違法査察疑惑が提起されながら公職社会で「盗聴・傍受恐怖症」が広がっている。自身の携帯電話を情報機関がのぞき見ているという懸念は、政府高位職の歴任者も例外ではない。

李明博(イ・ミョンバク)政権で高位職をつとめたある人物は21日「現職時から『大砲フォン(他人名義の携帯電話)』を作って使った。今は自分の電子メールと携帯電話を(情報機関で)のぞき見ていると思ってあきらめている」と話した。彼は「重要なことを話す相手がいれば電話や電子メールを使わずに直接会う」と述べた。


野党圏でも「対面接触」を好む要人が多い。新政治民主連合のキム・ハンギル元代表がそうだ。キム元代表側の関係者は「議員らと連絡する時は固定電話よりも携帯電話を使い、内容が保存される文字メッセージは利用しない」と語った。キム元代表はカカオトークのアカウントがなく、野党議員の「グループトーク」も活用しない。

携帯電話の忌避症は与党要人も例外ではない。政府傘下機関の要人は「セヌリ党議員と食事するのに重要な通話なので飲食店の一般電話を利用する」と耳打ちした。

国内の携帯電話加入者の中で2Gフォンの利用者が550万人に達する。全体加入者10人中1人の割合だ。ビジネスや高齢を理由にこだわる人が多いが、セキュリティーを考慮した選択もあるというのが業界の説明だ。ある移動通信社の関係者は「スマートフォンは悪性コードを入れて引き抜くデータが多く、2Gフォンに比べセキュリティーに弱いと感じる人が多い」と話した。セヌリ党のある重鎮議員は今でも2Gフォンを使っている。



重要な会話時はスマホをオフにする韓国の議員・公職者たち(2)

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