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次期護衛艦「江原」も欠陥=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

昨年8月の進水式当時の「江原」。(写真=中央フォト)

昨年8月に進水式を終え、海軍に引き渡す手続きを踏んでいる次期護衛艦(FFX・2300トン)4番艦「江原(カンウォン)」の運航が中断された。海軍に引き渡すための試験運航中に欠陥が発見されたからだ。

防衛事業庁の関係者は27日、「艦艇を海軍に引き渡すための試験運航中にいかりが落ち、艦艇の下の部分に設置されていた音響探知機(HMS)が破損した。製作会社のSTXに補完を要求した」と述べた。防衛事業庁によると、「江原」は艦艇の底に設置された音響探知機のカバーが破損したという。

今年10月に海軍に引き渡される予定の「江原」で欠陥が見つかり、戦力化日程にも遅延が避けられなくなった。特に大々的な防衛事業不正調査のきっかけとなった救助艦「統営」と掃海艦に続き、戦闘艦にまで欠陥が確認され、艦艇建造作業に構造的な問題があるのではという指摘が出ている。


軍当局と防衛事業庁の調査の結果、艦艇のいかりは2個の固定ピンで固定することになっているが、設計とは異なり固定ピン1個だけが設置されていたことが把握された。調査では「江原」内部の一部の配管(パイプ)も設計とは異なる形で製作されていたことが確認された。調査にかかわった当局者は「最近は修理を容易にするため、パイプをいくつかつないで、配管の継ぎ目に保護装置を付着して補強しなければいけない」とし「しかしSTXは単純な溶接だけでつないでいることが分かった」と説明した。造船所が意図的に設計とは異なる製作をしたということだ。現在のところ、この過程で金品を授受して黙認するなどの不正があったかどうかは確認されていない。

次期護衛艦は1980年代後半から製作されて運用中の護衛艦に代わる艦艇で、1隻あたりの建造費は1100億ウォン(役120億円)。



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